熱海市の介護給付金不正請求事件に対する考え方を聞く

今日は熱海市議会3月定例会最終日。当局が上程した議案全てが採択され閉幕した。
今定例会は上程議案に対する賛否討論が行われなかった。予算案個々に対する
反対意見は出たものの、概ね穏やかな予算議会ちおなったが、ただ一点、

熱海温泉病院の閉院と運営法人「翔健会」による
介護給付金不正受給返還事件に関しては、小生を始め同僚議員から、
当局に対して詐欺罪や不正請求教唆等で告訴を求めたものの、
責任の所在をハッキリさせず、何故か及び腰だったことが印象的だった。ただ、

新たに表面化している巨額な医療給付金不正受給事件の進捗状況を見極め、
6月議会以降も、この問題に蓋をさせないためにも、情報収集は続けたい。

午前中に本会議が終了、控室に退職する幹部職員が挨拶に訪れた。
小川洋一財政部長と渡辺消防長のお二人である。小川部長とはここ2~3年、
各定例会通告要旨の校正を通して、意思の疎通をはかってきただけに、
一抹の淋しさを感じてしまった。このあと控室に、
野呂裕司氏(UGデザイン社長)が友人と訪れ、昼食を供にする。
目的については後日記載するとして、午後からは
起雲閣を始め市の観光施設を見てもらう。今日は日帰りということで、
KKRホテルで温泉浴を楽しんでもらった後は、リクエストのあった、
「や〜や〜屋」(咲見町)にて肉味噌もやしで〆、午後9時30分離熱した。さて、

熱海市の介護給付金不正請求事件に関する考え方を、
小生の質問と共にお知らせする。西島市民福祉部長が答弁した。

-私からは、介護給付費不正請求事件に関するご質問にご答弁いたします。まず、
返還額約5億円と利用者への約4千万円の返還についてですが、返還額につきましては、

法に基づいて対処してきております。また、利用者への返還金につきましては、
不正請求事件が発覚した平成22年11月より、
市長からも誠意をもって取り組むよう要請してきておりますが、いまだ、
返還は済んでいないと報告を受けております。

続きまして、今回の事件の責任についてでありますが、
議員もご承知のとおり、今回の事件を起こした

介護療養型医療施設「医療法人社団翔健会熱海温泉病院」についての、
許認可権は、静岡県にあります。 静岡県は、

平成22年11月の局長記者会見にて、
介護療養型医療施設に対する処分は、本県で初めてであり、
法令に照らして厳正に処分をした。と述べております。本市についても、

静岡県が2年に1度実施している実地指導時に、合同で参加しており、
その結果不正が判明し計3回の監査を行い、
今回の指定取り消しという結果に至りました。

いずれにいたしましても、保険者である本市も、
今後このような不祥事が二度と起こらないよう、
県とともに事業者への指導に当たっていきたいと考えております。次に、

当該法人に対する刑事告訴等の対応ですが、本市といたしましては、
現在弁護士と相談しているところでありますので、ご理解願います。

おかしな話しである。泣き寝入りするかのような答弁である。(つづく)

 

 

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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