石森史郎氏(脚本家)NHKラジオ「懐かしのオールディズ」番組で熱海をPRか。

石森史郎氏(脚本家・作家)から電話が入った。1月13日午後10時5分から90分間、
NHKラジオ第一放送に出演の案内だった。タイトルが
「懐かしのオールディズ」という番組で、構成は1~3部からなると声を弾ませた。

石森氏とはつい最近(12月29日)東京駅でお会いした際ばかり。沖縄を舞台に、
勝手連で一世を風靡したM氏を軸にした映画製作について聞かされ、また、
平成の金色夜叉を題材に、第一回日本映画・TVプロット大賞設立に向けての
素案作りに協力して頂いたばかりだが、番組で熱海をPRできるよう努力するとも。

このありがたい電話には伏線がある。日本映画監督協会有志の皆さんと、
「平成の金色夜叉」をテーマに、設立準備委員会を立ち上げた
”日本映画・プロット大賞”に関する審査委員メンバーの人選に関してである。

プロットとは簡単なストーリー、つまり、あらすじである。つい最近も、

週刊文春(12月22日号)のなかで、作家小林信彦氏が自身のコラム、
”本音を申せば”(第680回)、歳末の淋しい映画界と題し、

ハリウッド映画はアクションもの、特撮ものの続編でつないでいる。
・・・・中略・・びっくりするような作品はない。これは、
映画通の友人とも話したのだが、映画の核となる

プロット(筋書き)にオリジナルなもの、アイディアがないという
悲しい現実からきている。と、実にグッドタイミングなコラムを書いている。

熱海といえば、尾崎紅葉の「金色夜叉」が今なお強く観光客の心を揺さぶる。

—熱海の海岸散歩する、貫一お宮の二人ずれー
—今月今夜のこの月を俺の涙で曇らせてみせるー等々、
日本近代文学名作のひとつ「金色夜叉」。貫一とお宮、明治に生きる

男と女の愛と金に翻弄される姿が濃密な愛憎劇として描かれ、今なお、いや、
これからも尚、男と女の愛の葛藤、金とイロに振り回される愚かで愛おしい姿は、
いつの時代も変わることはない。未完の大作「金色夜叉」は
明治の文豪紅葉が読売新聞に連載され、今日まで、熱海の代名詞として、
約100年間、語り継がれ何度も映画化や舞台化もされてきた。だから、である。

新しい熱海の誕生に向けてのまち興しとなることを目的として、

今度は平成の金色夜叉をテーマに、権威あるプロット作家育成を視野に、
「日本映画・TVプロット大賞」設立に向けて、石森氏を始めとして、
日本映画監督協会や柏原脚本家協会長以下、関係各位の協力が得られれば、初夢が正夢となる。

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

0 Comments
scroll to top