尾崎紅葉の金色夜叉から新しい熱海の創造を模索しませんか?

今夜は熱海市議会の某会派を中心とした新年会に顔を出す。メンバーは
斎藤市政是々非々支援組と完全支援派の懇親会は、3月予算定例会での課題や
新庁舎建設や介護給付金不正請求事件と運営法人の飛ばし疑惑などについて、
各派の見解や対応について意見交換の場となった。一次会を終え、
同僚議員経営のスナックへ。途中人影が途絶えた夜のメインストリート。
誰とはなしに、ー寂しいね〜ーと、ため息が漏れる。出るのはため息だけで
なす術もなくビルの階段を下りる。気持ちを切り替え、

津軽三味線のプロとしての顔を持つ、同僚議員のバチ捌きに期待する。
さすがである。上手いとは聞いていたが、これほどまでとは。三味の値に
誘われるように浴衣客が10数人ゾロゾロと入ってきたことで、残念ながら、
津軽ジョンガラ一曲だけ聞いて席を譲ったが、酒は飲まずとも、
テクニックに酔わせて貰った。今度は大舞台で聞かせてもらいたい。さて、

今日は「日本映画・TVプロット大賞」設立準備委員会発足の端緒となった
明治の文豪尾崎紅葉の「金色夜叉」の大作読破に挑戦するため、
議会事務局を通じて図書館に在庫の有無をお願いしたが、残念ながら
本日は定休日。しかし、ついているというか、遠藤職員が気を利かして、
わざわざ、文化交流課より”あらすじ”を取り寄せてくれた。感謝である。

表紙には、「金力よりも愛情の尊さを教える名作」とあった。熱海は

尾崎紅葉を始め、明治、大正、昭和の文豪たちに愛されてきた。
谷崎潤一郎、志賀直哉、山本有三、舟橋聖一、太宰治、武田泰淳、
三島由紀夫 たちが愛したロマンと歴史が息づく湯の街であった。また、

海運王 ・内田信也、鉄道王 ・根津嘉一郎、衆議院議員で北陸毎日新聞社長の
桜井兵五郎などが精根こめて建造した歴史的文化財「起雲閣」の隅々に、
名園に佇むと文豪たちのさんざめきが聞こえてくるかのようだ。そうのうえ熱海は

年間を通して温暖な気候とオゾンいっぱいの大気に恵まれ、
四季折々の新鮮な山の幸、海の幸を楽しめる。また、東京から新幹線で50分という
アクセスの良さも魅力ながら、ここ20年間以上斜陽の閉塞感から抜け出せずにいる。
この様な状況の中、新しい熱海の誕生に向けて、明治31年、

熱海を一躍有名にした尾崎紅葉の名作、「金色夜又」が発表されて
100年以上の年数が経過した平成の今、「金色夜又」に匹敵する芸術作品、或は、
脱、金色夜叉を視点とする大胆な発想と創作に挑戦すべき時だと考えているのだが・・。

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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