日本列島に大きな爪痕を残した台風15号。熱海温泉も
朝から厳重な警戒態勢をもって台風一過に備えた。今日は
熱海市議会9月定例会本会議2日目。当局を始め各議員は
台風の動向を気にしながらの質疑応答に終始した。午後3時過ぎ、
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佐藤元昭議員が登壇した前後だったか、議場から窓の外を見れば、
樹木が強風に引きちぎられんばかりの様相を呈していた。一方、
議場では傍聴席にある有線テレビ席がスジ状の雨に教われる等、
爽心会の持ち時間58分を残して本会議は中断された。中断した後即、
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会派代表へ議長応接室に招集がかかった。明日に持ち越すべきか、
防災対策本部の動きを見ながらの休憩後続行すべきか。
田中防災官から被害状況についての説明、田邊副市長の見解等を勘案した結果、
午後5時40分に本会議が再開された。約1時間30分の休憩後、
今日のアンカー藤曲敬宏議員が登壇した。今日の本会議を総括すれば、
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登壇した各派代表議員全員の質疑応答の行間から、
田邊副市長に対する、
経済対策と早期景気回復策を託したいという切実な願望が見て取れた。
それはそうだ、齊藤市長が三顧の礼を持って、
経産省から若手キャリアを引っ張ってきたのだ。
期待するなという方が無理がある。藤曲議員がそこを突いた。
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経産省では中小企業経済対策云々の能吏だったと持ち上げ、
再質問で経済対策への考えを質した。よし、待ってました。発言に注目する。
副市長は、経済対策について2つの方法があり、
一つは金融対策であり、もう一つは経営改善だと述べ、
当座の資金繰り手当やセーフティネット保証について話したが、残念ながら
熱海の現況に対する具体的な施策については言及を控えた。
期待していた小生にとっては肩すかしに終わった。ただ、ひいき目に見れば
就任してから時間も浅く、多くは語らなかったものの、メモに頼らず
真正面を見据えて答弁する様は安定感を感じ取れ、その言動に、
田邊副市長の実力の一端を垣間みる思いがした。
明日は小生の登壇日である。11用意した案件のうち、
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田邊副市長の力量を計れる再質問が出来るか、楽しみになってきた。さて、
今日のブログは結果的に副市長をヨイショする格好となったが、小生の本音も、
熱海再生には親方日の丸頼りを期待していることも否めない事実である。ただ、
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藤曲議員が市税の滞納と市税負担の現状について、
個人の市民税滞納者が人口の3分の一を占めているのは、
市内経済が低迷している証左であるとし、当局に
具体的解決策があるのかと質したところ、答弁に立った財政部長は
現状では検討していないと、苦しい答弁で締めくくった。