フランス国立「芸術家の館」と日本映画監督協会有志の熱海「残照ハウス」との点と線

昨晩購読した週刊新潮夏期特大号。ある特集記事に釘付けされた。
その特集、趣旨を要約すると、
ボケたくなかったら、歩け。という内容だった。
脳機能の低下しにくい生活習慣について特集したもので、
築山節氏(北品川病院長)がその対処方法を記している。

40~80代で物忘れが目立つようになったらと題して、
脳の運動神経で、足に命令を出す細胞は頭の頂点にあり、
血液の流れと神経活動は相関関係にある。として、
歩けば歩くほど脳の一番上まで血液が送られ脳が活発になる。と、
14項目に分けて脳機能が低下しにくい
日常生活での記憶力や思考力を高めるマニアルが掲載されていた。

深く知りたい方は370円を出してお求めいただくとして、う〜ん、
ヤッパリな、である。長年歩いてきたことに間違いはなかったのだ。
さっそく今朝は、昨日の反省どこ吹く風と、
特集記事に追従する格好で山と港のW散歩で脳の活性化を図る。で、

午後からは控室にて2組の訪問者をお迎えする。
T建築設計士と芸者置屋SのHさんのお二人。T氏は残照ハウスの候補地と、
Hさんは、熱海にドッグラン構想についてだった。常設ドッグランで、
首都圏から愛犬家を呼び込めないかの相談だった。
詳細は進捗状況にそってご案内させて頂くことにして、今日のテーマは、
熱海残照ハウス(仮称)映画監督と
俳優連盟のコミュニティホームに関連して、当初目標として掲げた、
フランスの「芸術家の家」について、
鳥居誠氏から届いた情報を公開する。

MAISON NATIONAL DES ARTISTES (国立芸術家の館)

18世紀に建設されたお城のような建物の持ち主である、
イギリス系の貴族の
スミス・シャンピオンさんと
その妹
(姉とも取れる)により1930年代終わりに
この建物
(10ヘクタールの庭園付)が国に寄付され,
彼女らの強い情熱から、その建物は
画家及び執筆家のための養老院として1976年に開かれました。
場所はパリの郊外東に位置し、
パリの中心から車で20-30分ほどに
位置する
NOGENT SUR MARNEという町にあります。
ここには現在、71の部屋があり(内2人使用が5部屋)
75人が生活をしています。

入居者の平均は87歳と非常に高齢です。



各部屋の広さは20-35m2 となっています。ここでは、
庭師、医師、看護士、料理人等も含め65人が現在働いています。

年間約40人の入居希望者がありますが、
その年により何人が入居できるかは
分かりません。ただ、
アーティストの入居希望者が優先になります。

ここのシステムは、完全介護付であることで、
望んで出て行く人は殆どないとの
ことです。

入居者の月の支払いは2300-2400ユーロと高いのですが、
実際は約
3500ユーロがかかりますが、
この差額は国及び県の負担となります。

アーティストですから、お金のない方も多く、
支払いの出来ない方の居住費用は
彼らのアート作品は
国の管理になるということを条件に、全額国及び県が
負担
してくれるといったありがたいシステムになっています。

ここには同じ敷地内に展示会ホールがあり、
そこでは年に数回アート作品の
展示が行われます。そこには、

入居後も自分の作品作りを続けたい人のために、
彼らのアトリエが
設けられています。

鳥居氏と内藤氏(BBメディア)のお二人、明後日午後2時40分に
熱海駅到着の予定である。

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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