熱海「来宮神社」大楠まつり

熱海「来宮神社」の大楠は
www.kinomiya.or.jp/
樹齢2000年以上と推定され、
昭和8年「文部省」から、
天然記念物に指定されている。
幹周が23.9mもあり、
樹高は26m以上で、
全国で2番目の巨木として知られている。
来宮神社には7本のクスノキがあったが
現存しているのはそのうち2本。
言い伝えでは、
嘉永年間に村におきた
訴訟の費用を捻出するために
五本が切られてしまったが、
このクスノキを切ろうとした時に、
大鋸が二つに折れた。
これは神のお諭であるとして、
伐採をあきらめたと、
このクスノキの由来がある。
また、
この大クスは不老長生、無病息災の象徴として、
周りを一回りすると
1年寿命が延びるといわれている。
今年も、
この”神木・大楠”を祭る神事が、
5月5日(金)の今日、午前11時より開催された。
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このまつりは、
古来より地元の人々はもとより、
訪れる多くの参拝者が、
神木を、
これからも未来永劫、
後世に守り残していくという、
大切な使命を怠ることのないように、
年に一度斉行する。
雨宮宮司は、
神事の後参拝者を前に、
昨今のワイドショーやニュースで、
熊が民家近くまで降りてきて、
餌を漁る途中で
人間を襲うと言った事件が報道されるが、
熱海市でも、
隣町の観察をつけた”サル”の家族が、
神社の境内に押し入り、
柑橘類を食い散らかし、
時には”自宅”の庭まで荒らしている。
これはまさしく開発行為の果て、
森林が伐採され
破壊されたことが原因であり、
このお祭りを機に、
そのことを考えて頂き、
鎮守の杜こと、自然環境を守り伝えていくことを、
今一度お考えいただければ、
幸いと考えています。と、挨拶した。
確かに昨夜の”報道ステーション”の中でも、
中国の”黄砂”は、
大陸の5分の一にまで広がった
砂漠化の影響によるものと、
断定しており、
モンゴルでは、
自然環境破壊が進み、
ヤギなどの動物が樹木を食い荒らし
異常に増殖し、
砂漠化している。と、映像を流していた。
大楠まつりは、
昔から”親の葉から子供の葉”に、
入れ替わる
この「5月」の新緑の時期に
お祭りを執り行ってきた。
環境破壊による生態系への影響を
改めて教えられた”神事”となった。
小生自身”神木”を前にするのは今年2度目。
つい最近も、
「ニコライ」ご一家等とともに参拝し、
大楠の荘厳な姿から、
放たれる生命力を存分に吸収して、
敬神の心を抱いてきた。
神事のあとは、
社務所にて”奉賛会会員”が、
直いを行い、
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今年の”大楠まつり”は恙なく終了した。

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

2 Comments

  1. いつもながら、先生のタフネスぶりには、感心します。くれぐれも、お体、ご自愛ください。Y.U

  2. ど~も。
    ありがとうございます。
    今日から不定期ですが、
    DR喜多の”健康手帳”も、
    ご愛読下さい。

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