熱海市庁舎分庁化建て替え計画は市内の建設業関係者救済の起爆剤となるのか?

今夜は、愚妻が仕切るクラブの忘年会に参加した。会場は顧客が務める
ホテルリゾーピア熱海(熱海市東海岸町、0557-83-5992)。
自宅ビルの2階はフィリピンパブ。かれこれ25年近くも続けている。
現在では国の方針により、フィリピンタレントの招聘はバッタリ途絶えたものの、
日本人と結婚したりその配偶者の協力のもと、細々とではあるが、
フィリピンパブ「あと5分」の看板を下ろさずに営業できているのも、家族愛に生きる
フィリピン女性の本質とその心をつかんでいる愚妻の
コミュニケーション力の賜物と感謝している。普段は2階には顔を出さないが、
今夜の忘年会は彼女たちへの慰労会として参加させて貰った。さて、

熱海温泉も年の瀬が迫まるとともに、朝晩の寒さに厳しさが増す。
愛犬ふ〜との朝の散歩もついつい、陽が高くなる時間にずれ込んでしまう。その間、
茶の間で朝のワイドショーから情報を拾っている。しかし、
景気上昇の話しはトンと聞かれないどころか、
普天間に尖閣諸島問題、雇用情勢の悪化と若者の就職難、歯止めの利かない円高と、
日本の将来を真っ暗闇に染めているの、民主党のお家騒動。
安定しない政治と、民主党への失望感を引きずりつつ、午前8時少し前に、

熱海診療所にて定期的な血液検査を受ける。血を抜き血圧を測れば、
平均値より高めの数値。薬を飲んでいるにしては高いのである。
思い当たる節はあった。寝不足と唐辛子料理の食べ過ぎ。竹内静香女医から、
ーあなた、同じものの食べ過ぎは毒よーと、制される。
女医から来年の干支を配した急須とお茶菓子を頂戴して、愛犬ふ〜との散歩に出た。
午前11時少し前に庁舎に入る。庁舎では、

加藤庁舎建設担当室長に控室にお出で願う。用件は、庁舎建設分庁化とセットの
消防署移転先に予定している、旧長崎屋商店街住民から預かった、不信感について。この問題、
熱海市議会12月定例会本会議でも、複数の同僚委員から質問が飛んでいた。

◎財源捻出の具体案
◎旧長崎屋跡地への新消防庁舎建設は適切か(稲村議員)等々。これまで、

熱海市の庁舎建て替え問題については、前市政から現市政に至るまで、
これまで5年間以上に渡ってモメに揉めてきた。担当職員抗議の辞職に始まり、
現市長にによる大規模商業施設移転宣言と断念。等々、侃々諤々、紆余曲折、
市議会最大会派との間で大バトルを繰り返してきた。ただ、ここにきて、斎藤市長は、
新しい市庁舎の建て替え計画、分庁化の方向性を打ち出したのである。ただ、小生は、

斎藤市長は初当選から終始一貫して、財政健全化計画(平成23年を目処に)を唱えており、
箱ものの公共事業投資に関しては、中央保育園建設問題も含め決断を先延ばししてきた。
理由は、財源問題に尽きる。庁舎建設は熱海市の単独事業だ。財源問題をどうするのか。

穿った見方をすれば、分庁化建設計画案を俎上に乗せることで、これまで敵対してきた、
庁舎建設推進会派に対する撒き餌として、時期も含め政権安定の思惑も見え隠れする。
根拠としては、市長再選時に喧伝された、来年4月の統一地方選での
市長派市議大量擁立の噂がここにきてパッタリ止まったことにある、他方、

消防署移転に伴う地域住民の反対運動等、議論百出が予想され、トドのつまり、
先送りという高等戦術の可能性も否定できないでいたのだが、小生、12月定例会では、
熱海建設業者救済の起爆剤として考えられないかと、質問している。(つづく)

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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