昨日、斉藤市長名でフックスが送られてきた。延び延びになっていた、
平成22年度の熱海市介護老人保健施設開設業者が決定した通知だった。
決定したのは、予てより小生が予想していたとおり、
熱海市泉の医療社団法人ちとせ会だった。この公募には、
五つの医療法人が参加した。検討委員会での審査採点ポイントが添付されていたが、
ちとせ会は2位以下に約30ポイントも上回っていた。一悶着あった、
老健施設の決定により、関係者にとっては
先ずは一安心といったところか。では、応募要項と採点方法についてご紹介しよう。
選定方法は先ず書面審査。そのあと、プレゼンテーション及びヒアリングにより、
以下の手順で決定に至った。(1)審査項目は、各項目10点満点で、
合計120点満点で採点すると審査要項に記されており、検定委員会が設けられ、
・・・・参加医療法人の
・経営の理念・基本方針、事業の経歴・財源の確保及び経営の状況
・用地の確保の状況及び土地利用の確実性
・建物について
・施設運営に適切な人員配置の見込み
・協力病院の体制
②サービス内容等審査項目では、
・応募の動機、施設サービスの提供に当たっての理念・基本方針
・入居者に対する処遇内容の具体性等
・サービスの質の向上のための取り組み
・地域との交流等
・認知症入所者への対応
・独自の取り組み
(2)開設事業者の決定方法までには、
・開設事業者は「熱海市介護老人保健施設開設予定者検討委員会」で審査選考し、
・・・・市長が決定した。(市長の裁量権)
・審査は、書面審査、プレゼンテーション及びヒアリングを行う。
・決定は、すべての応募事業者に通知、また、
応募状況、開設事業者名等については、市のホームページで公開すると
オープンな姿勢を見せてはいるが、問題は、
・・・検討委員会、市長の決定と手続きは踏まえているものの、
小生の耳にはハナっからちとせ会に決まり。だ、という情報が入っていた。
そのことは、担当職員や一部議員にも問題提起してきた。
なぜ、こうした情報が漏れてくるのか。不信感は拭えない。
・・・
市長に裁量権がある限り、非公開形式の検討委員会は無に等しく、できれば、
市民に風通しの良い検討委員会を期待したのは小生だけなのか。