午後2時し前、昨日から振り続いていた長雨が、やっと上がり、
宿泊客離れが加速する熱海温泉の週末に、つかの間の薄明かりが差し込んだ気分となった。
ただ、午前中、「愛犬ふ~」と、熱海観光港芝生広場周辺を歩いていたら、
釣り人たちが何やら騒いでおり、何事かと立ち寄ってみれば、
どこから流出したのか、重油か廃液のようなアブラが帯状に広がり、
釣り人たちが屯するポイントを占拠していた。
釣り人たちは、流出した現場と見られる方向を指し、
ーここは熱海市が管理しているのだろう・・・-と、首都圏から車で来たと言う釣り客は、
不満をたらたら零しながらも、小雨の中を立ち去ろうとはしなかった。
早速、事態を収拾すべく連絡先を探したのだが、
熱海観光港周辺は、静岡県と熱海市、二つの管轄に分かれている上に、
熱海観光港周辺は、静岡県と熱海市、二つの管轄に分かれている上に、
土・日と重なっていたが、午後、熱海市の警備室を通して、
「消防本部」に繋いで貰うと、通信司令室が応対に出た。T署員に事情を話すと、
早速、現場に署員を派遣し調査することに。
先ほど入った報告では、この時間、汚染水域は
潮や風に流されたのか、大部分は移動したようである。
ただ、全てが消え去ったと言うわけでもなく、聞けばこの流出騒ぎ、
以前にも問題となっていたようでもあり、
汚染の原因と責任の所在をハッキリさせることで、
流出に歯止めをかけ、観光地熱海の
”海釣り施設”のイメージアップが急務となる。
基本的に、港湾の管轄は静岡県にあり、
現場の事情から判断して、県の要請を受けて市が動く。その場合、
消防本部「防災室」が担当する運びとなる。
流出原因が今一判然としないまま、
週明けまで待つこととするが、熱海消防本部の迅速な対応に感謝したい。