今朝は、東横イン(釜山)で起床、朝飯前のブログアップだが、
そろそろ食いすぎの上、車と電車の移動が多く、
運動不足となり、「愛犬ふ~」が恋しくなってきたぞ。で、
昨日も、金浦市から釜山まで車と新幹線等を乗継、
韓国内を長時間移動することとなった。
朝食の後、S.O Greeen工場にて、前日処理された生ゴミと、
処理機の性能等についてや、日本での提携先等について説明を受け、
その間に、我々に歓迎の意を表すとして、
金浦市市議会議長「Lee Young Woo」氏が工場に姿を現す。
熱海市のPRや韓国内のエコ対策についてなど、
エコ技術に関する提携から今後、両市の友好的な関係を築ければ、と、
簡単な儀礼的な挨拶ながら、S.O GRree社への期待の度合いを感じる。
![金浦市S.O Green工場にて 観光地熱海をPRする](https://murayamaken3.xsrv.jp/wp-content/uploads/2009/05/p10001970-580x435.jpg)
![S.O Green社製生ゴミ処理機 佐口静雄氏と改良型S.O-20](https://murayamaken3.xsrv.jp/wp-content/uploads/2009/05/p100010711-580x435.jpg)
![実験用生ゴミの種類 米や鶏の骨、魚、野菜など](https://murayamaken3.xsrv.jp/wp-content/uploads/2009/05/p10001283-580x435.jpg)
![攪拌される生ゴミを撮影する 三浦正浩Mエンター社長](https://murayamaken3.xsrv.jp/wp-content/uploads/2009/05/p10001394-580x435.jpg)
![消えた生ゴミ 残ったのは母剤だけ](https://murayamaken3.xsrv.jp/wp-content/uploads/2009/05/p10001938-580x435.jpg)
![S.O Green事務所にて 右奥、Sang Hyeon,Kim 代表理事](https://murayamaken3.xsrv.jp/wp-content/uploads/2009/05/p10001689-580x435.jpg)
![多くの視察客が訪問 韓国内でも関心が高いエコ関連事業](https://murayamaken3.xsrv.jp/wp-content/uploads/2009/05/p100020512-580x435.jpg)
大量生産、大量消費の物質的繁栄は地球と人間の環境に影響をもたらし、
膨大なエネルギーの消費による地球温暖化が、
自然環境を破壊し生態系に影響を与え、水、土壌、大気を汚染し、
我々の生活を危険にさらしているのは、ご案内のとおりである。
廃棄物対策を例にとっても然り、不法投棄で逮捕される事件も後を絶たず、
リサイクル製品のコストがバージン製品を上回るなど現実の課題は多い。
では、生活と密着するゴミの問題はどうか。
熱海市内で処理される大型焼却炉は
約20年前に100億円以上の事業費が投入されこれまで稼働してきたが、
毎年億単位の管理運営費が市の財政を圧迫しており、有料化が現実のものとなった。
基幹産業を観光とする「熱海」。一般家庭からだけでなく、
宿泊施設から排出される生ごみは、その日のうちに排出元で最大限減容し、
排出は最小限にすることが要求される。
そのための運搬とエネルギー消費に巨額な税金が拠出されており、
新しい”自家処理手段”による負荷軽減こそ、熱海市の新しいエコ対策であり、
観光地としての環境対策ではないかと、小生、
「観光福祉委員会」所属委員となって以来、頭から離れなかった。
ただこれまでも、政府の方針に従って、
自家処理手段として、一般や業務用の生ごみ処理機導入には、
購入代金の半額が助成金として計上されてきたが、
たい肥化され、リサイクルをうたった製品は、
臭いの問題や処理時間の長さなどから敬遠され、補助対象とはなっていたが、
多く普及されることはなく、いつの間にか、
助成金制度尾も廃止されていいたのである。
う~ん、視察中だというのに、語りに熱が入ってきたぞ。
要するに、生ゴミ処理は一般廃棄物収業者との協調を前提として、
地元の認定農家の視点に立った、
農業振興、地産地消をキーワードに、生ごみ処理ができないか、を、
それと「黒にんにく加工食材」の研究と一対で、韓国詣で続けてきたのである。
ただ、皮肉なことに、ブログの影響なのだろうか、生ゴミ処理に関しては
日本の各研究開発企業から様々なデーターや資料が手元に送られており、
「S.O-20]に勝るとも劣らないシステム開発が実用化されてきた。
今回は、ヤンさんの要請で渡韓したのも、生ごみの有機化や
佐口農園の方向性に対して何が最適なのかを、比較調査する目的だった。
また、液化型生ごみ処理に関してはこれまでも、母剤だけが独り歩きし、
”エコを売りにする”似非開発者”から、日本でも多くの投資家を募り、問題を大きくしており、
外国から機材を個人単位で導入するには、性能だけでなく、
メンテナンスや支払い方法など課題は多く、より慎重なリサーチが不可欠であり、
会議では当然そおの問題もテーマとした。
(つづく)