他人ごとではない、熱海市の財政危機と職員の自覚

「熱海市議会3月定例会」は、
今月23日(月)の本会議をもって閉幕となるが、
最終本会議の議決に先立ち、
新年度予算案を含む議案が、
各常任委員会や特別委員会に付託され審査されているが、
今日は、二つの所属委員会に出席する。
一つは、「観光福祉委員会」(橋本一実委員長)と、もう一つは、
「広域行政特別委員会」(山田治雄委員長)の各委員会である。
              (広域行政特別委員会)
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観光福祉員会では、
議案第一号「平成21年度熱海市一般会計予算」を含む
20案件が審議され、その全てが全会一致、賛成多数で可決された。
可決されたとは言え、一般会計予算については、
宿泊人員の数値目標や
予てからの懸案事項でもある、
「澤田政綱美術館」の莫大な賃貸料金への対応の甘さ等々、
赤字財政下での予算編成に対して、
各委員から辛口の意見が次々と飛び出すなど、緊迫感が漂った。
                (観光福祉員会)
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また、その他では、
緊急観光経済支援及び「定額給付金」支給に伴う、
”地域経済活性化”の考え方と対策事業の概要について説明があり、
基幹産業への支援と
市民消費の拡大と中小企業者への支援策については、
後日詳細に報告するが、
市民消費に関しては、
「がんばろうクーポン2」の発行事業を行いたい旨、
現在使用されている、
「がんばろうクーポン」の現在までの状況と合わせて
産業振興課担当職員から説明があった。
説明では、
総額「9350万円」のうち、現在”8100万円”が換金されており、
大型店3389万円、中小事業者4743万円という内訳だったが、
小生、熱海市職員(市内居住者443名、市外居住者131名)の、
////// 内、市内居住夫婦共稼ぎ28組、市外居住者4組 //////
がんばろうクーポン購入実績を問い質したのだが、
把握できていないとの回答があり、問題認識の甘さを露呈した格好となった。
この他、ごみ処理有料化に伴う住民説明開催結果等についても、
その他で報告された。
さて、今日の焦点だが、
民間と熱海市職員の給与格差は、タクシー運転手を例にとれば、
年平均で約3倍近い開きがあることが、投書により判明しており、
血税を食む”市職員”に対する
   市民の監視の目は厳しさを増しており、
小生、今回の議会でも前節で取り上げているので、
参考までにご覧頂きたい。
・・・・・憲三登壇・・・・・・・・
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県下一高い市職員の人件費、県下一多い職員数の割合は、
全く熱海市民にとっては不幸そのものです。
熱海市の人口4万人ちょっとに対して市職員を560人も抱えているのです。
人口千人あたり県下一の職員数なので、
仕事は楽なのに、逆に給与は高いのですから、
熱海市の職員は二重に優遇されていることになるのではありませんか。
市の職員の給与は、基幹産業のない
貧しい熱海市民の税金から支出されています。
しかも、熱海市の職員は
他市よりはるかに多い職員を抱えているのに、
なぜか超過勤務の割合が多いということです。
超過勤務手当は額が高いので、
手当を欲しさではないかと勘ぐりたくなります。
市の職員はみんなマイホームを新築したりして
いい自宅にすんでいるし、マイカーも複数所有しています。 
市営住宅や民間のアパートに住んでいる職員はいないようです。
私たち民間企業では
女性は妊娠したら会社を辞めなければなりませんが、
市の女性職員の皆さんは
1年も手当をもらいながら子育てのための休みがとれるそうで、
そして子育てが終わると職場へ戻してくれるので、
次々に安心して子供が産めるし、
しかも男性と同じように毎年給料が上がり、本当かどうか、
中高年の女性職員には1千万近くの高給取りがいると聞いています。
本当に恵まれています。
私の近所にも
夫婦で市役所に努めている職員がいますが、
年間千数百万円の給与を手にできるのですから、超セレブの上流階級です。 
ボーナス時期には二人で200万円位を
年2回ももらうのですからただただびっくりします。
(つづく)

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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