熱海・喫茶「ボンネット」増田博店主の人生MYWAY(1)

熱海郵便局にある私書箱を覗き、
郵便物を整理すると、
昨年訪問した中国の友人や、
静岡新聞社編集局からの封書も届いていた。
一通は、南京市でお世話になった、
「仁和館商易有限公司」兎澤和宏社長からの年賀と、
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昨年暮れに訪問した、山東省ウイハン市の、
「有声日本語学校」王学長からの”嘆願書”、
                     (王学長と)
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高須基仁氏(モッズ出版)が、
静岡新聞日曜版で好評連載中の、
「芸能通信簿」が、
静岡新聞社より「静新新書」の一冊として、
出版されることを記念して行われるパーティの案内状だった。
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「王学長」からの嘆願書については、
”ウイハン市教育局”からのメッセージで、
その内容については
”インバウンド”他に関連してくるので、
後日ゆっくりと内容を整理してからご案内するが、
高須氏の出版記念会に関しては、
今月から、
SBSラジオにてレギュラーコーナーも始まり、
小生にも協力を要請されており、
熱海温泉活性化の為にも、出版記念には参加しなければと逸る思いで、
観光福祉委員会の行政視察と重なったと、
午前中に事務局に出向いて、
帰りのスケジュールの変更届けをするなどして、
山口事務局担当職員や
橋本一実委員長にご迷惑をおかけしたまではよかったのだが、
なんと、よくよく見れば日付は2月22日ではないか。
一ヶ月も早とちりのドジを踏み、
事務局には素直に詫びを入れ事なきを得た。
さて、出版といえば、
様々な刊行物が氾濫しているが、観光地熱海では、
旅行雑誌やグルメ雑誌で取り上げて頂くたびに来遊客が増える。
そうした観点からも、
「るるぶ」等が特集することで、
市内経済には大きく貢献していると、その効果について、
熱海銀座にある「喫茶ボンネット」の店主であり、
熱海観光協会常任理事で
熱海商工会議所飲食部前会長の、増田博店主は絶賛する。
                   (増田博氏)
昨日伺ったのも、
ご本人が登場する「るるぶ」を見たからである。
昭和27年(1952)の開業で、
三島由紀夫や谷崎潤一郎、広津和夫ら文人や
越路吹雪、美輪明宏、トニー谷等の芸能人との交流など、
熱海最盛期を思い出を、モダンな雰囲気と共に今に残し、
過去にも度々テレビや雑誌の取材を受けてきた。
観光業界に貢献してきたことで、
国や県の業界表彰も数多く受賞しており、歌えばプロ級、
司会をさせれば一級の話術の持ち主でもある。
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そして、この増田氏、観光協会理事として、
自己破産して消えた元観光協会長「K」氏全盛の頃、
反目していた、鵜沢精一氏(現商工会議所会頭)との間で繰り広げられた、
観光協会長交代劇では、”とある大物”の要請を受け、
仲立ち人として納めるなど、
小生にとっては、
熱海政界の裏面史にも通じる”語り部”として、
その存在価値は高い。
何よりも、
昭和59年9月の熱海市長選で、
鵜沢氏が市長候補として現職に挑戦した時、
同時に行われた市議補欠戦に、
元観光協会長「K」氏の計らいで無投票を狙い立候補した小生が、
対立候補の参謀だった、
元市議「T」氏らの反対により選挙戦に突入した際、
銀座町(現ポラリス)での事務所開きでは、
増田氏から”赤いネクタイ”を拝借するなど選挙戦に臨んだことが、
会う度に話題となり恩義を感じている。
ソファーからカウンターに移動し、
一口コーヒーをすすり終えるのを見計らったように、
ーけんちゃん。この頃イベントに参加していないのーと、
NPO法人「熱海元気ですよ」実行委員会主催のイベントについて、
小生の立ち位置についてソフトな口調で問いかけてきた。
早い話、主催者が、
これまで囁かれてきた雑音を払拭できる、
「NPO法人」を取得したことで、小生の役目は終わっている。
優秀なメンバーが揃い、
テレビや雑誌を活用して、
100歳の現役芸妓さん「小金」さんの半生を出版するなど、
熱海活性化への可能性に挑戦しており、
これを機に、
芸妓文化を標榜した
”イベントによるまちおこし”から、
農業振興や生ごみ減量化運動、
インバウンドを視野にした外国人誘致戦略、
熱海市の行財政改革推進を加速させるために、
議員や職員、人件費を含めた、義務的経費の見直しに、
議員としての役目を全うしていきたいと、説明し、
増田氏を掲載した、
第一交通産業グループが発行する季刊誌、
「ワンズ」第17号を広げる。
(つづく)

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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