今日午後12時丁度、
熱海市上多賀にある、
納豆製造販売会社「マルタヤ食品」を訪問する。
マルタヤ食品(坂井功社長)が、
”熱海温泉納豆”を、
池袋の西武デパート(デパチカ)で販売していると、
都築基氏(都築興産副社長)から知らされのは、
先日記載したとおりである。
その「マルタヤ食品」を訪問したのは、
佐口静男氏(佐口農園)を紹介することだった。
お二人には事前に、
今日の目的を説明していたが、
お互い地元同士、
当然以前から顔見知りだとばかり、
勝手に想像していたのだが、
何と、初対面だったのである。
とすると、
納豆とニンニクの”お見合い成立”し、
晴れて新製品誕生となれば、、
小生は仲人役となるわけだ。と、軽いノリから早速本題に入る。
先ず、
今まで食したことがないという「黒ニンニク」を
同席した奥方とお二人に味わって頂いた後、
早速、薬膳納豆に
エキスとパウダーを別個に混ぜ合わせ試食したが、
エキスを混ぜた納豆は
粘った口元が綻ぶような相性だったが、
パウダーに関しては、
薬膳の基に近い味で今一特徴が出なかったが、
坂井社長は今後、
”にんにく”が薬膳の基本となるとキッパリ断言する。
そうと決まれば、
ー熱海産の大豆を佐口農園で栽培し、
豆から製品まで一貫して、
”メイドインATAMI”地産ブランド誕生を目指そうーと、話は加速する。
ただ、小粒大豆は寒冷地栽培だが、
熱海の気候は温暖であり、
大粒大豆しか生産できないーと、佐口氏が懸念したが、
逆にそれを売りにすれば良いだけだと、
坂井社長は自信に満ちた笑顔で答え、
佐口氏に、
実験栽培用の”黒豆納豆”の種を渡した。
ただ、
とんとん拍子に話は弾んだものの、
大豆から納豆生産まで、
熱海ブランド誕生までには少なくても2年はかかる。
その間、
”黒ニンニク”を加工したものや、
来年6月収穫の”佐口生にんにく”を
スライス加工した”新薬膳納豆”が日の目を見るように、
熱海ブランド誕生まで、
お二人の”粘り”に期待してマルタヤ食品を後にする。
短時間の話の中で、
近い将来”ニンニク”や大豆を軸にした
熱海産薬膳食品を普及させる
「NPO法人」設立構想まで踏み込めたのが、
今日の最大の”収穫”だったが、
熱海市がこうした、地産地消も含めた、
”農業振興”に対して、
どれだけの理解を示すことができるのかを質していくのも、
小生にとって今後の課題となる。