今日の熱海は、
陰雨に降り籠められる一日となった。
それでも朝は、
傘を差し小降りを割いて、
「愛犬ふ~」と
2日ぶりの散歩を済ませる。
さて、
今朝のローカル紙に、
熱海市の
3月末現在の、
人口に関するデーターが記載されていた。
”41,101人”が直近の数字で、
昨年同月比で”407人”、
過去10年間では
”3,646人”もの定住人口が消えて計算となる。
数字は正直である。
基幹産業が崩壊し、
雇用は奪われ、
少子高齢化率とガン死亡率が
静岡県下でダントツに高く、
収納率悪化に、
巨額滞納のサンドイッチ現象で、
熱海市そのものが、
財政破綻一歩手前の
危篤状態を予感させるような、
小生から見れば、
”息苦しくなる”ような数値である。
午後、
熱海支庁舎に出向き、
「議会事務局」に設置してある、
”連絡箱”を開くと、
今月から来月にかけての
熱海市内で開催される、
各行事案内が投函されていた。
その中でも、
行財政改革の旗手(?)と期待され
一昨年9月に当選した、
斉藤市長が参加する予定の、
オープンセミナーが2つある。
一件は、
明日午後1時から、
熱海後楽園ホテルにて、
「熱海南ロータリークラブ」の例会だ。
恒例の卓話講師として、
市長が招かれており、
財政問題や市役所の改革、
新庁舎建設等、
問題山積の
熱海市の現況について、
どこまで”突っ込んだ”改革案が提示できるのか、
注目したいところである。
もう一件は、
「カジノの弊害を考える会in熱海」主催の、
第5回オープンセミナーである。
テーマは、
「熱海の観光戦略:」を考える!
=カジノに頼らない街づくりへの提案=とあり、
斉藤市長をゲストに招き
”熱海市の再生”について、
真摯に話し合うという会である。
小生にも案内が届いており、
参加者が
ディスカッションに加われるかどうかについては、
明記されていないものの、
進行役に、
市長の”カジノ”に対する本音を
引き出せるような、
仕切りを期待して出席する予定である。
ただ、
このセミナー主催者は、
市長誕生に
尽力したメンバーが中心となっており、
3月議会でも、
議会運営に腐心したことを教訓として、
カジノ賛成派を
支援者に抱える野党議員に
秋波を送る中、
その板ばさみにあって、
どのような観光戦略で
熱海再生について語るのか、
或いは、
”誘致決断”を持って臨むのか・・・。
激減する人口と、
超高齢化の”高波”と、
財政再生団体転落への地盤沈下を前に、
二つのセミナーから目は離せない。