平成20年度、
第64回「熱海梅まつり」の開園式が、
午前11時30分より
熱海梅園
特設ステージにおいて挙行された。
今朝の熱海市内は、
寒天の空が広がり、
この冬一番の寒さとなった。
今日の式典は、
熱海囃子笛伶会の皆さんの、
笛や太鼓のBGMで、
会場周辺の雰囲気を盛り上げ、
「大島」から、
町長さんや観光協会長さんを始め、
”ミス大島椿娘”さんらがかけつけ、
ミス熱海梅の女王との間で、
それぞれのまちを代表とする
「梅」と「椿」の苗を交換して、
熱海・大島の交流を深めた。
熱海梅園の面積、
約14,000坪の敷地の中に、
”梅”64品種、
約730本の梅があり、
早咲き390本、
中咲き126本、
遅咲き191本が陽気に誘われながら、
一斉開花していくのだが、
なにせ”この冷え”である。
小生が探索したところ、
98本カウントされている、
「八重野梅」の枝から、
数えるほどの”蕾”が、
外の様子を窺うようにして、
微かに開いているという感じであり、
本格的な開花は、
再来週の中ごろからか。
また、
昨年誕生した、
「ミス熱海」梅娘、
6名の皆さんが始めて
ステージの上に清楚な姿で一堂に会し、
出席した、
関係者の目を釘付けにし、
熱海市の「観光大使」として、
活躍してくれるという期待を膨らませた。
今日から、
3月9日まで開催される「梅まつり」だが、
熱海市のホームページから抜粋して、
ブログご覧の
熱海市外の方々に、
ご来園頂くことを念頭において、
その概要を説明したい。
熱海梅園は、
内務省の
初代衛生局長であった
長与専斎が、
温泉療養施設である
「きゅう汽館」(旧「大湯」)の完成により、
熱海に赴任した1885年(明治18年)に、
次のように提唱しました。
「温泉がよく病気に効くのは、
ただその中に含まれている
塩気や
鉄精にばかり頼らず、
適当な運動をするからである。
もし、
一日中室にいて、
温泉に浸かっていたら倦きもし、
疲れもして、
養生にならない・・・・・」(「熱海風土記」―梅園記より)
この提唱により、
横浜の豪商:茂木惣兵衛をはじめ、
中山神奈川県議会議員、
地元の日吉、小松、露木の諸氏が応じて、
その造成に乗り出し完成しました。
”梅園観梅”には、
2泊3日のゆったりプランを組み、
宿泊先から、
歩いて”梅園浴”を満喫し、
温泉の効能を倍加していただければ幸いです。