午後9時を過ぎ、
外気は寒く、
みぞれ交じりの雨も降り続いている。
今日は、
陰暦の季節区分で言えば、
24節気の一つ、
「大寒」といい、
非常に寒いことや、その時を表す意に使われ
太陽暦の、
1月20日頃にあたると、
シャープの電子辞書に載っている。
朝のTVでは、
寒冷前線を伴った低気圧が通過するため、
”積雪”注意を
大々的に予報された首都圏の、
”肩透かしを食った”都民の
様々な表情を映し出していた。
さて、
昨夜寝る前には雨だった、
熱海市内だが、
今朝
隣家の屋根に
微かに積雪が残っていた。
一昨日「大阪」、
昨日は「東京」と、
二日間も”愛犬ふ~”との、
”山間コース”への散歩を中断しており、
おまけに、
韓国料理やチャンコ料理で、
カロリーオーバー気味となっており、
何があろうと
歩きに負荷を掛けるため、
「林ケ丘町~市道来宮~土沢~パサニア」の
山間コースへと、
いつもの時間より、
多少時間を遅らせた
午前10時少し過ぎに向かう。
過日紹介させて頂いた、
茶寮「和び」を過ぎた辺りから、
自宅との標高差と
それに伴う温度差によって
かなりの積雪が見られた。
ただ、
剥き出しの路面や、
積雪の上を歩くにはさほど支障はないものの、
溶け出した道路の上は、
靴が滑りやすくなり、
それを承知の、
”ステン転りん”では洒落にならないので、
歩幅を短く、
コースの変更も臨機応変に、
道々、
頭上に降り落ちる、
樹木に積もった残雪に濡れながら、
一年半ぶりと記憶する、
積雪を踏みしめての散歩を楽しみ、
車も全く交差せず、
久々に新鮮で清清しい空気を吸えたと、
プラス思考の下、
「愛犬ふ~」を
中央町の事務所に下ろす。
さて、
昨日観劇した、
「ジンギスカン」だが、
総合演出は、
市川猿之助さんで、
若かりしジンギスカンと
他民族であるカルカ姫との悲恋物語で、
主演のジンギスカンに、
「平岳大」(ひらたけひろ)さん、
カルカ姫を、
「相田翔子」さんと
「紫城るい」さんのWキャストで演じ、
「伊吹吾郎」さんさんは、
(割烹吉葉にて伊吹さんと小池ご夫妻)
カルカ姫が嫁いだ部族の、
大将”サンタン”役で出演している。
タイトルにあるとおり、
公演の”後援”に、
「駐日モンゴル国大使館」と、
読売新聞東京本社と日本テレビの名前が記載されていた。
また、
この芝居には、
熱海市出身の歌舞伎俳優、
「市川縁四郎」さんが、
”ムカリ”役で存在感を示していた。
主演の「平」さんに関連していえば、
父親は、
日本を代表する舞台俳優、
「平幹二郎」さん。
母親は
女優の佐久間良子で、
双子の兄として生まれ、
5歳で渡米し、
アメリカのブラウン大学で応用数学を学び、
その後コロンビア大学の大学院で学び、
現地の企業で働いたこともあったが
役者に転身、
舞台『鹿鳴館』でデビューしたと、
ウィキペディアに記載されていた。
これも”縁”の拡大解釈となるのだが、
小生と、
お父さんの「平幹二郎」さんとは、
今から34年前の
1974年、
小生が「国際放映」(現メディアシティ)で
ロケマネを担当していた頃、
当時の「NET」(現テレビ朝日)の
時代劇ドラマ、
「幡随院長兵衛 お待ちなせぇ」で、
数本お付き合いしており、
時代劇ながら、
伊豆山のホテル「水葉亭」に数日間宿泊し、
熱海市周辺で
ロケをしたことを思い出し、
書斎から、
当時の台本を引っ張り出して、
記憶の整理をするなど、
「ジンギスカン」の観劇により、
人の輪の広がりにもまして、
懐かしさが蘇る一日となった。