今日も「網代」にお邪魔する。
www.ajiro.com/
今日もと、言うのは
昨夜は、
”キジ”さん(喜地尭氏)のお世話で、
網代地区住民と
地元の活性化について
意見交換の場を与えられたのである。
きっかけは、
平成18年度予算に伴う、
齊藤市長の施政方針表明が
地元紙に掲載されたことだった。
新年度予算編成の主な項目が、
ピックアップされ、
「財政健全化に最も留意」に
重点が置かれたのはいいのだが、
網代地域への、
活性化対策について、
ほとんど言及されていないとの、
ご指摘を受け、
網代地区の一部の皆さんと、
”とある”場所において、
熱のこもった話し合いとなった。
出席者は、
漁師さん、自営業、サラリーマンなど、
20~30歳代の若者を中心に、
10数人が集まり、
統廃合された学校施設の管理問題、
”漁礁”についての要望、
阿冶古神社例大祭や、
来月29日に予定されている、
”そらこい祭り”等のイベントのほかに、
網代湾の自然と恵み(サカナ)を、
ネットやマスコミを最大限に活用した、
名産品を新発想の元、
全国発信したいというプランも飛び出した。
要は、
伊豆半島一周、或いは、
網代以西の観光地からの帰途の来遊客を、
車ごと、
”市場”前広場に引き込むための、
仕掛けをどうするかだった。
近年「網代湾」近隣の漁業は、
潮目の変化による影響からか、
大漁だったアジやいわし等が、
数年前から不漁続きで、
食事処「天匠」(森下店主)から、
つい最近も、
アジが一匹仕入れで、
”500円”以上で競られたという
ため息を聞いたばかりだった。
魚が獲れなければ、
漁師はアウトだ。
かつて隆盛を極めた”漁業”関係者も、
業績は芳しくなく、
従事する者の雇用は失われ、
熱海市の財政難に拍車をかける結果となっている。
そうした事情が重なり、
漁業関連会社の株や、
所有する造船所敷地なども、
東北に本社のある”網元”に、
所有権移転されたなど、
風評は市内にも流布されていた。
このような、
産業不振が少子化を加速させ、
企業進出を阻んでいる実情の側面で、
網代湾の眺望、
この素晴らしいロケーションに魅せられた
多くの首都圏の方々や、
著名な政治評論家や芸能人等が、
別荘地として取得している。
この波及効果を計算してか、
網代山を中心に、
開発業者による
大規模開発計画も進んでいるようだ。
そうした複雑な事情を抱える、
「網代」では現在、
”防潮施設”が
静岡県の事業として進んでいた。
(つづく)