熱海市の機構改革を阻む”しがらみ”

今日の議会は、
齊藤市長誕生へ、
議会内での最大の功労者、
橋本&山田治議員が登壇した。
小生にも増して、
キメの細かい細部の数字へのチェックが、
行き届いており、
予めメモを用意する。
確かに、
予算編成は”ザル”だ。
「マリンスパあたみ」への年額6千万円もの、
赤字負担など、
振興公社への委託は、
指定管理者制度などと、
(目先をかわしても)
市長から助役へ丸投げし、
天下り職員がノウノウと居座る、
振興公社へ委託しても、
赤字会社への策など、
到底期待できないのだ。
さて、昼の休憩時間にも、
議員控室を訪れたのが、
熱海青年会議所の役員。
公明党米山議員と立ち話。
熱心な青年たちである。
というのも、
昨日の本会議での、
最終登壇を済ませて、
熱海会メンバーが控室に入ると、
「熱海青年会議所」の理事長以下、
3人の役員も席に着く。
市議会議員選挙に絡んだ、
JC主催の”立会演説”参加案内を
本部から通達された文言をそのまま使用したことで、
受け取った議員との間に、
温度差が生じたことへの謝罪を込め、
全員が180センチ、187センチ、192センチと、
超大型メンバーが、
緊張した面持ちで、
行き違いに対する非礼を侘び、
再考することへの、
素直な心情を”加藤会長”に、
吐露していただいた。
すばやい対応に、
将来の熱海を託したいと感じさせる、
素直さと情熱が見て取れた。
目の疲れも、
首筋の張りも、
彼らの受け答えに接しているうちに、
どこかへ飛んでいったようだった。
上記の内容で、
各議員控室を回っての挨拶だったようだ。
さて、
午前10時からの議会出席を前に、
小生の前置きの続きを掲載したい。
私の議会でのスタンスは一貫して、
市民の不満を代弁する議員として、
是々非々の立場ながらも、
“齊藤市長”擁護派の一人として、
この場に立たせて頂いております。
孤立無援に近い
「市長さん」の心情を斟酌すれば、
業界団体や守旧派議員による
“宣言撤回”パッシングは、
新庁舎建設や助役選任問題などと重なり、
批判の矛先をかわし、
どう市政運営をして行くかという、
難しさ・厳しさをヒシヒシと
感じさせるのではありますが、
 その一方で、
改革断行を期待する者としては、
些か厳しい見方もしなければなりません。
 市政の私物化を払拭し、
しがらみなき“新市政”への期待が
一瞬にしてしぼみ、
早くも腰が引け、
守旧派との妥協へ
路線変更したのではないのか。
“一貫性のある毅然”とした政治姿勢のもと、
お役所改革を求める市民にとっては、
正直、拍子抜けの感が否めないのであります。
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何故、
直球勝負から変化球に変えたのか。
空白だった
助役選任を起因としていなかったのか。
一つの推測から見えてくる事もございます。
この人選への
一抹の不安が脳裏を掠めました。
人格・経験どれを取っても、
非の打ち所はない人材であっても、
唯一の懸念材料も横たわっていたのです。
それは、
前市政の財政上の
懐刀だったという点につきるわけでございます。
齊藤機構改革市政の助役として、
前市政の負の影を引きずり、
継続事業案件などで
“齊藤市長”にとって
市政運営のブレーキとならないのか。
10億円歳出カットの公約にそって、
大胆な事業見直しや
人件費カットなどに大ナタが振るえるのか。
助役人選という“初期対応”でつまずき、“
墓穴”を掘ることにならないか。など等、
老婆心ながら
“宣言撤回の真相”や
新年度予算編成に対して
深読みさせて頂いたわけでございます。
市長さんが、
午前中同僚議員の質問に答えていましたが、
熱海再生へのスタートは、
先ず人件費を含む大幅な
歳出カットにあると思うからでございます。
そうした視点に立ってお尋ねいたします。

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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