今日の午後2時20分から、
小生の議会登壇が割り振りされており、
その質問内容と、
”前説”を数回に分けて掲載したい。
この前説は、
登壇した際には、
アドリブが入ることが多いので、
この限りでない場合も多々あるので、
流れとして参考にして頂ければ幸である。
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熱海会の村山憲三でございます。
ただ今から12月定例会に上程されました
議案に対する質疑並びに一般質問を行います。
昨今、各新聞、テレビ等のメディアが
取り上げているのが、
北海道“夕張市”の財政破綻と、
14自治体46件にものぼる、
“官製談合”摘発のニュースであります。
この2つの事件は、
どちらも、
地方自治体の根幹を揺るがす不祥事であり、
熱海市議会議員の一人としても
看過できない問題でございます。
そして、
この騒動の最中に飛び出したのが、
「熱海市財政危機宣言」であります。
この衝撃的なインパクトにより、
“熱海は第二の夕張になるの?”と、
物議を醸しているのは
ご案内のとおりでございます。
近い将来、
“熱海市の台所が火の車となる”と、
知らせしめた、
齋藤市長は、
現状のままで財政運営を行えば、
2年後には、
財政再建団体に転落するほど、
市の財政は非常事態に直面している、との
主旨のようですが、
“熱海市”と“夕張市”との
根本的財政構造の違いや、
“なぜこうなったのか”
“具体的問題点摘出”の上、
“再建への具体的施策”
併せての宣言であれば
市民も納得したのではないか。
言っていることは“正論”なのに、
例えは悪いのですが、
「難病の処方箋を見出せないまま
“がん告知”した軽率な医者」の如く、
印象が先行し、
地元紙を含む各メディアの捉え方も、
“架空の想定で発表した”、
“熱海と観光のイメージを損なった”等など、
観光業界や一部議会関係者の声を代弁するかのように
不快感を顕わにした受け取り方で、
口さがない議会の事情通からは、
“メディアを意識した”
スタンドプレイであり、
熱海市にとって逆効果で、無責任だ。
気持ちは国政を意識している。
メディアを意識したパフォーマンスに過ぎない等など、
“宣言撤回”の請願も
取りざたされる展開となって
“今議会”を向かえたのでございます。
私はこの宣言に対しては、
熱海市の財政硬直化が
加速しているとして、
総務省や静岡県からも異例の
下水道会計への一般会計からの繰り入れに対して、
「健全財政再建プラン」の
策定指導を受けるという
緊急事態に直面していることからも、
熱海市の赤字財政問題の
“根幹”を
徹底的に洗い出し、
税金の無駄をカットすることこそ
「熱海再生」へのスタートだと
主張してきた手前、
支持者の方から問われれば、
―真意は測りかねるが、
財政は火の車だから、何れ遅かれ早かれ、
このままでは”財政再建団体”へ、
転落する可能性は高く、
アナウンスしたタイミングや、
議会等関係各団体に対する、
根回しを省略した手法に関しては、
後味があまりよくありませんが、
見方を変えれば、
批判の矢面に立つ覚悟で、
”汚れ役”に
敢えて挑戦したとするならば、
評価は一変すると、
自論を述べさせて頂いており、
私がこれから質疑する、
通告書の項目にある、
新庁舎建設を含む
ムダな公共事業の延期、凍結、中止、
職員や議員の定数や
給与等の義務的経費の
歳出削減が大いに期待できるわけですし、
その上、来年度予算編成で、
”歳出削減”するための、
”歳出構造”の
どの分部に“大鉈”を振るうのか
大いに期待するところとなるわけでございますので、
歓迎すべき状況だと
説明している次第でございます。
(つづく)
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