もう直ぐホテルロビーに、超岳氏(合展動画社長、山東新聞網)が
濰坊市から駆けつけるとの知らせが入ったので、その前にブログアップする。
・・・今日の青島市は
小雨まじりの愚図ついた天気となった。滞在期間中、
すっきり晴れたのは一日だけだったのだが、気分的には言う事なしである。
それも、日本での研修をヒントに始めた飲食店経営がヒットし、現在では、
投資会社を創設して順調に事業拡大する若き企業家、
辛克海氏の経営理念を、熱海に重ねるだけでも収穫は多くあった。
情報は力になります。と頭を下げ、
事業には日本での研修が大いに役立っています。と、謙虚な姿勢を見せる。
また、今後の事業計画の一端だと言う、
釣り船施設新規事業計画に不可欠なボートやクルーザー等の中古艇を
日本から輸入に関する情報を求め目を輝かせたが、
山東新建業集団公司との関係を前置きし、
藩通訳と辛悦泰氏との友情を重んじ協力できる範囲で、
予め仕込んでおいた、日本からの
中古船舶の輸入許可を申請する手順に付いて、
中国税関に提出する資料に関してのみ、藩通訳を通して説明した。
・・・・先ず、中華人民共和国海事局に対する申請書類から説明した。
1、中国企業が中華人民共和国海事局に輸入先の企業名と
船舶の大きさ等のデーターを届け、 海事局からの申請書類を作成する。
その書類を審査して、海事局から中国側企業へ
「中古船舶輸入技術評定書」を送付する。
2、中国側企業は評定書を中華人民共和国商務部に提出する。その細部は、
☆ 中国企業の営業許可書、謄本 ☆ 輸入許可申請書
☆ 輸入申請報告書(過去の輸入許可状況、税関に申請した案件の状況、
中国企業の概要、業界の状況、輸入製品の技術性及び輸入計画、
中古艇の具体的な状況等詳細に記入したもの)
☆ 貨物輸入契約書
☆ 委託輸入代理の委託書及び協議書(委託輸入の場合)また、
・・・・・・法律で輸入業者及び輸入商品の使用などで、
特別規定された貨物の場合、それに関する資料等など。
日本からの中古艇の輸出に関して時間をかけて話した。
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なるほど、中古クルーザー等の船舶の輸出に関して、関税の高さだけでなく
戦略的物資の意味合いを含めて難しいとは聞かされていたのだが、現況では
中央政府との信頼関係の深い企業以外、中古艇の輸入に関しては、
商売として捉えるには、少し時間が必要な印象を強くする。視察した
青島市市南区にある二つのマリーナには、
イタリア、オランダ製のクルーザーだけが係留されており、唯一、
オリンピック会場以外のマリーナで、
中国日産製の小型ボートだけがを目にする事が出来た。
・・・・・・辛薫事長は
説明に熱心に耳を傾けただけで、今後の協力を求めるに止めた。
この説明をどう受け止めたのか。投資会社の長として、
ハードルを越える秘策があるのかは想像の域を出ないものの、
大きな力になったものと推測する。