昨日は、
令和3年7月に発生した、
伊豆山土石流災害発生から
昨日でちょうど、
100日が経過したことから、
熱海市主催の
100日犠牲者追悼式 が
伊豆山小学校体育館で行われた。
既にご案内の通り、
この災害により26名もの
尊い命が失われ、
いまだにお一人の行方が
分かっておりませんが、
昨日、
災害で犠牲になられた方々を
追悼するための、
追悼式が執り行われました。
追悼式には、
川勝静岡県知事をはじめ、
斉藤市長ほか、
議会関係者や被災者側の関係者及び、
マスコミ関係者が出席し。
しめやかに
追悼市域が執り行われました。
斉藤市長による式辞を掲載いたします。
ー未曽有の被害をもたらした
令和3年7月3日の
熱海市伊豆山土石流災害の発生から
100日目を迎える本日、
ご遺族や関係者の皆様のご臨席を賜り、
謹んで
令和3年7月
熱海市伊豆山土石流災害発生100日。
犠牲者追悼式を執り行います。
伊豆山地区を襲った土石流により、
26名もの
かけがえのない命が犠牲となり、
今なお
1名の方が行方不明となっております。
また、発災以来、
行方不明者の救助・救出、
捜索活動に力を尽くされ、
伊豆山の復旧・復興の
足場固めを担っていただいた方が、
作業中の事故で
命を落とされました。
ご遺族の皆様にとりまして、
最愛のご家族を亡くされました
深い悲しみに思いを致す時、
胸が
張り裂ける思いであります。
ここに、改めまして、
この災害で犠牲になられた
全ての方のご冥福を
心よりお祈り申し上げますとともに、
ご遺族の皆様に
謹んでお悔やみを申し上げます。
今般の土石流は、
穏やかな日常を一変させ、
伊豆山地区に甚大な爪痕を残しました。
130棟を超える家屋が被害を受け、
570名を超える方々が
避難所での生活を余儀なくされました。
全ての被災されました皆様に対しまして、
心からお見舞いを申し上げます。
そのような状況の中、
災害発生直後から、
自衛隊・警察・消防をはじめとする
多くの関係機関の皆様から
被災者の
救出活動等にご尽力をいただきました。
また、
避難所や食事、輸送をはじめとする
物資や役務など様々な場面で
市内外の事業所、団体の皆様の
ご支援をいただきました。
現在も
日常生活を取り戻すために
多くのボランティアの皆様の
お力をお借りしております。
ここに、
この困難な時にあたり、
ご尽力、
ご支援を賜りましたすべての皆様に、
深く深く感謝申し上げます。
発災から3カ月が経過する中で、
少しずつではありますが、
復旧・復興に向けた歩みが
始まっております。
9月22日に
復興推進本部を立ち上げ、
今年度中には
復興の基本方針となる
復興まちづくり計画を策定いたします。
また、10月4日に、
熱海市ささえ逢いセンターを開設し、
被災者の皆様に寄り添った支援を
継続的に行ってまいります。
ご遺族の皆様方におかれましては、
まだまだ深い悲しみの淵に
いらっしゃると思います。
復旧・復興には
時間がかかるものと考えますが、
私たちは、
今回の災害の経験や教訓を後世に伝え、
また、
歴史ある美しい伊豆山を
取り戻さなければなりません。
地域にお住いの皆様と一丸となり、
必ずや
この困難を乗り越えて参ることを
お誓い申し上げますとともに、
ご遺族並びにご臨席いただきました皆様の
ご健勝を心からお祈り申し上げ、
式辞といたします。
令和3年10月10日
熱海市長 齊藤栄