予てより入院加療中だった、
坂本要氏(元坂本豆腐店)が
昨夜遅く入院先の病院で息を引き取った。
氏は元坂本豆腐店オーナーで、
つい最近まで、月一親睦会(佐口会)の
メンバーの一人として、
古き良き時代の熱海を知る、
ご意見番として存在感を示していた。
また、
過去の熱海市のホテル旅館組合、
及び観光協会の長として活躍した
故菊◯一光氏(ウオミサキホテル)の
高校の先輩としてまた、
菊間氏が師として仰いだ、
元金城館・故宇佐美鉄造会長の
出入り商人で形成された、
”金虎会”役員として取引業者の
まとめ役としても活躍した。また、
晩年は地元桜町町内会役員や
地元有志で結成したゴルフ同好会
「桜友会」の会長として、
20数年間地域社会にも貢献した。
また、バブル時代の寵児として
熱海市の観光業界に君臨した
菊◯氏が一魚屋からホテルを起業し、
熱海の頂点を極めそして終焉までの
過程を小生とともに観察した
一人でもあった。
元金城館の故宇佐美会長とは、
昭和20年代後半からの付き合いで、
家業の豆腐店を継ぐ前に勤めた、
小川屋旅館(現ムラヤマビル前)に
経営者として浅草から乗り込み、
熱海温泉の団体客誘致や雇用に
画期的なシステムを作り上げ、
当時のボスたちと互角に渡りあい
政界進出から没するまでの
人心掌握術を知り尽くしてきた。
で、2代続いた坂本豆腐店は、
骨折を機に後継者がいないことから、
廃業の止む無きに至っている。
小生とは故菊◯氏を通じて
約40間近くのお付き合いあった。
この間、故菊◯氏と距離を置いたが、
坂本氏だけは友好関係を続けてきた。
小生にとって、恩人の一人でもあった。
昭和8年1月1日生まれ。享年83歳。
長い間ありがとうございました。
ーーーーーー 合唱 ーーーーー
◯通夜 7月25日午後6時より
◯告別式 7月26日午前9時30分より
いずれも、熱海駅前「セレモニア天国」斎場。