今朝早く、馬頭琴奏者「NAGISA」さん一行は熱海を後にした。
午前11時前には渋谷区神南にあるモンゴル大使館を訪問するとのこと。また、
今回の滞在期間は、NAGISAさんが二週間、アクロバットグループ
「エンジェルス」副代表のオリゴ氏とメンバーは一週間。短期間で、
駐日モンゴル大使館中心に関係各社を訪問しエンジェルスの
日本公演等について話し合う予定だという。昨日は、彼らの多忙な
スケジュールの合間をぬって、つかの間の市内観光を楽しんで頂いた。
昨夜は夕食を兼ねて、NAGISAさんを通訳にオリゴ氏の両親が設立した
エンジェルスに関してや日本での興業についてなどを聞かせて頂いた。
エンジェルスをチームのカタログを翻訳したもので紹介すると、
「アクロバット・コントーションのグループ“エンジェルズ”は、
サーカス研究家、アクロバット曲芸師であるY・バットボルド氏及び
その妻、軟体曲芸師であるロドイン・エンフツェツェグ氏によって、
2006年にモンゴル国立サーカスが民営化された後に設立されました。
2008年からは、ハーン銀行のハーン劇場の傍にある、
アクロバット・コントーショングループ“エンジェルズ”と命名され、
センターにてサーカスに関わる様々な教育を始めました。
このセンターの支配人であるバットボルト氏は1957 年に生誕。1972~1976年に
サーカス学校で学び、1997~2000年にはモンゴル文化芸術大学にて、
芸術に関する研究および芸術のマネージメントに関する専門課程を修了しました。
1976~1992年には国立サーカスの道化師として従事し、二人の土台となる
人から投げられての3回転、放り投げられた板からの4回転、
6頭のらくだを飛び越える等、当時のアクロバット業の歴史を塗り替える記録を
次々に達成しました。そこでその後、15年間に渡り、モンゴル
のサーカスに関する多くの資料を集め、国立サーカスの70周年を記念して
“モンゴルサーカス辞典”を出版。2011年にはベストセラーとなるなど、
モンゴルの文化・芸術面で多大な貢献をしました。(つづく)