首長の決断が時として市民に不信感を与えるのは往々にしてあるが、
今回は発覚した介護保険不正受給事件もそうした問題を孕んでいる。
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「熱海ナーシン◯ホーム翔◯園」の介護保険不正受給事件が表面化した。
静岡県の介護指導課による監査によぅて明るみとなったのが、
常勤医師等の勤務状況の不正事実、つまり、水増し請求がバレたのである。
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その額、約1億4600万円。小生、これまでも類型の事件(旧熱海温泉病院)を
議会において粘り強く取り上げ、運営法人を告訴することで、後を絶たない、
系列運営法人の実態解明を具申してきたが叶わず、危惧していたことが現実となった。
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午後2時少し前、所管する山田介護長寿課長から事件のあらましを文書で受け取る。
1.事業所概要について
◯名 称・熱海ナーシ◯グホーム翔寿園
◯事業者・医療法人社団 誠◯会 (理事長 神◯◯正)
◯所在地・熱海市伊豆山七尾原1173番地の172
◯事業所の種類・介護老人保健施設(定員82人)
◯短期入所療養介護・定員4人
◯通所リハビリテーション・定員13人
2.処分の決定内容
①介護老人保健施設許可の一部の効力の停止
◯施設介護サービス費用の請求上限を5割に設定を1年間
②短期入所療養介護・指定取り消し
③通所リハビリテーション・指定取り消し
3.今後の予定
◯9月上旬に静岡県指導課が保険者への説明会を開催予定であり、
進捗に応じて市の対応を報告するということだが、
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処分の内容について県の健康福祉部福祉長寿課指導部によると、
(1)老健施設については、
◯常勤医師の未配置に伴う不正請求
◯医師の勤務に係る監査時の虚偽報告
(2)短期入所療養介護事業所及び介護予防短期入所療養会議事業所
◯常勤医師の未配置による人員基準違反
◯人員基準法違反に伴う不正請求
◯意思の勤務に係る監査時の虚偽報告
(3)通所リハビリテーション事業所及び介護予防通所リハビリテーション
◯常勤医師の未配備による人員基準違反
◯人員基準違反に伴う不正請求
◯医師及び作業療法士勤務に係る、監査に係る不正請求。
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今後の対応については明日以降に。
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