今朝は、東横イン(釜山)で起床、朝飯前のブログアップだが、
そろそろ食いすぎの上、車と電車の移動が多く、
運動不足となり、「愛犬ふ~」が恋しくなってきたぞ。で、
昨日も、金浦市から釜山まで車と新幹線等を乗継、
韓国内を長時間移動することとなった。
朝食の後、S.O Greeen工場にて、前日処理された生ゴミと、
処理機の性能等についてや、日本での提携先等について説明を受け、
その間に、我々に歓迎の意を表すとして、
金浦市市議会議長「Lee Young Woo」氏が工場に姿を現す。
熱海市のPRや韓国内のエコ対策についてなど、
エコ技術に関する提携から今後、両市の友好的な関係を築ければ、と、
簡単な儀礼的な挨拶ながら、S.O GRree社への期待の度合いを感じる。
大量生産、大量消費の物質的繁栄は地球と人間の環境に影響をもたらし、
膨大なエネルギーの消費による地球温暖化が、
自然環境を破壊し生態系に影響を与え、水、土壌、大気を汚染し、
我々の生活を危険にさらしているのは、ご案内のとおりである。
廃棄物対策を例にとっても然り、不法投棄で逮捕される事件も後を絶たず、
リサイクル製品のコストがバージン製品を上回るなど現実の課題は多い。
では、生活と密着するゴミの問題はどうか。
熱海市内で処理される大型焼却炉は
約20年前に100億円以上の事業費が投入されこれまで稼働してきたが、
毎年億単位の管理運営費が市の財政を圧迫しており、有料化が現実のものとなった。
基幹産業を観光とする「熱海」。一般家庭からだけでなく、
宿泊施設から排出される生ごみは、その日のうちに排出元で最大限減容し、
排出は最小限にすることが要求される。
そのための運搬とエネルギー消費に巨額な税金が拠出されており、
新しい”自家処理手段”による負荷軽減こそ、熱海市の新しいエコ対策であり、
観光地としての環境対策ではないかと、小生、
「観光福祉委員会」所属委員となって以来、頭から離れなかった。
ただこれまでも、政府の方針に従って、
自家処理手段として、一般や業務用の生ごみ処理機導入には、
購入代金の半額が助成金として計上されてきたが、
たい肥化され、リサイクルをうたった製品は、
臭いの問題や処理時間の長さなどから敬遠され、補助対象とはなっていたが、
多く普及されることはなく、いつの間にか、
助成金制度尾も廃止されていいたのである。
う~ん、視察中だというのに、語りに熱が入ってきたぞ。
要するに、生ゴミ処理は一般廃棄物収業者との協調を前提として、
地元の認定農家の視点に立った、
農業振興、地産地消をキーワードに、生ごみ処理ができないか、を、
それと「黒にんにく加工食材」の研究と一対で、韓国詣で続けてきたのである。
ただ、皮肉なことに、ブログの影響なのだろうか、生ゴミ処理に関しては
日本の各研究開発企業から様々なデーターや資料が手元に送られており、
「S.O-20]に勝るとも劣らないシステム開発が実用化されてきた。
今回は、ヤンさんの要請で渡韓したのも、生ごみの有機化や
佐口農園の方向性に対して何が最適なのかを、比較調査する目的だった。
また、液化型生ごみ処理に関してはこれまでも、母剤だけが独り歩きし、
”エコを売りにする”似非開発者”から、日本でも多くの投資家を募り、問題を大きくしており、
外国から機材を個人単位で導入するには、性能だけでなく、
メンテナンスや支払い方法など課題は多く、より慎重なリサーチが不可欠であり、
会議では当然そおの問題もテーマとした。
(つづく)