渡部保子日本映画批評家大賞選考委員会代表来熱。

今日は熱海大宮間を往復後、急逝した村田正幸氏の通夜に顔をだす。
故人の人柄を偲ばせるように、役所を始め商工会議所その他、
多彩な弔問客が顔を揃えていた。葬祭場から熱海駅に向う。午後6時13分到着の
石森史郎氏、渡部保子氏、荻昌樹氏を改札口でお待ちする。今夜は
午後7時より、ラーメンハウス(Ya〜Ya〜屋)にて、
月一親睦会「佐口会」(佐口静男会長)が開始されることや、
石森氏が肉味噌もやし麺を食べたいとのリクエストもあり、
お三方をラーメンハウスにご案内して、佐口会のメンバーにもご紹介する。
その後、宿泊先のサンミホテルにて、来年度以降の
日本映画批評家大賞発表会会場に熱海市をPRする。また、
実行委員会と熱海残照ハウス(仮称)との熱海を軸にした今後の
方向性等について意見交換する。詳しいことは明日以降として、先ず、

お三方が何故の熱海入りなのか。映画と観光振興をテーマに、
昭和ノスタルジーを団塊から上のゆとり世代への誘客戦略には、
日本映画を軸とした各種イベント誘致や企画立案は欠かせない。では、
今ある映画イベントの中からどれか一つでも、
熱海に誘致することでどれだけの波及効果が望めるのだろうか。
やってみなければわからない、やらなくてはもっとわからない。のである。
中でも、今年甲斐市で開催してまち起こしイベントとなった、
日本映画批評家大賞表彰式会場に熱海温泉が名乗りを上げることは可能なのか。

日本映画批評家大賞は20年の歴史がある。
「映画は、その国を映す窓である」、映画解説者として一世を風靡した
淀川長治氏の言葉である。1991年、この言葉をきっかけに
第1回批評家大賞が始まった。生みの親は故水野晴雄氏。そして、
渡部保子選考委員会代表のプロフィールは福島県会津坂下町で生まれ、
日本大学芸術学部映画学科から映画世界社(映画ファン、映画の友発行)に入る。
その時の編集部長が淀川長治氏。渡部氏は、



映画ファンが休刊するまでの間編集部員として在籍、
日本映画の黄金期に多数のスターたちとの交遊を深めたことが大きな財産となっている。
渡部代表の著書「映画ファン/スタアの時代」(筑波書房)には、
中村錦之助(萬屋金之助)、美空ひばり、石原裕次郎、
大川橋蔵、渥美清、川口浩・野添ひとみ夫妻、
勝新太郎・中村玉緒夫妻、江原真二郎・野添ひとみ夫妻、
池辺良、司葉子、高倉健、山田真二、津川雅彦さん等との交友関係が綴られている。
この交友録を生かして2008年には名カメラマン早田雄二さんが遺した
膨大なスターたちのポートレートから厳選した、昭和映画スター史ともいうべき、

「女神の時代—昭和が愛したスタア」と題する
DVD全12巻の制作に協力、監修をつとめた。
著書に不死鳥伝説—美空ひばり青春の輝き」(主婦の友社)他。
現在、日本映画ペンクラブ会員でもある。(つづく)

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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