東海道線「丹那トンネル」は、
熱海駅と函南駅間を結ぶ
7,804メートルの隧道である。
この事業は
大正7年に着工し、
工期は7年間を予定していた。
約一世紀前の大事業ということで、
大部分が
手作業の難工事ということもあり、
落盤事故等が相次ぎ、
67名の死者と332名の重軽傷者を出してしまいました。
この犠牲のもと工期は、
当初の7年間から12年もの追加延長期間を要し、
昭和9年12月1日に開通しました。
以来、80年間あまり、
熱海温泉の礎となり、
今日までの
基幹産業を支えてきました。
さて、
来る5月28日(日)午後2時から、
熱海芸妓見番歌舞練場において、
丹那神社奉賛会を主催とした、
丹那慰霊100年祭事業として、
”ありがとう丹那トンネル”特別講演会が開催される。
講師に理学博士で地質工学の専門家、
大島洋志氏が
ー私が丹那隧道から学んだことーを演題に、
内田進氏(熱海商工会議所会頭)が
ー熱海への道程ーを演題に合わせて、
熱海芸妓衆による舞が演じられる予定である。