私からは、
ブルネイ・ダルサラーム国との間で
締結している
ホストタウン事後交流に関する
ご質問にお答えいたします。
東京2020オリンピック・パラリンピック
競技大会での
ホストタウンを契機とした
事後交流については、
私自ら平成31年2月に
ブルネイ・ダルサラーム国を訪問し、
スポーツを所管する
青年文化・スポーツ大臣をはじめ、
観光、財政や国営航空会社である
ロイヤルブルネイ航空を所管する
大臣等を
表敬訪問し観光経済、文化、スポーツ等の
分野での
交流推進について共通の認識を
得たものであります。
世界的なコロナ禍において
人的交流が制限される中ではありますが、
民間レベルでは
熱海市と連携して
ブルネイとの交流を進めようとする法人により、
ブルネイ東部テンブロン県における
エコツーリズム構想の
可能性調査に参画するほか、
この構想に位置付けられる
錦鯉による観光開発につなげるため
新潟県小千谷市の
生産者等との関係構築を
進めていただいております。
このことは、
小千谷市役所にも期待を持っていただいており、
9月からは
起雲閣に
小千谷の錦鯉を展示するなど
国魚である錦鯉を介した交流を進めております。
また、
ブルネイハラル等の
食文化による交流も検討しております。
ブルネイ訪問時には、
現地食品会社を訪問するほか、
これまでに複数回、
食品会社等とのリモートによる
ミーティングに
市担当者も参加しております。
4月にはブルネイとの交流を記念して
寄贈された
オリーブの木を海浜公園に植樹しておりますが、
これもブルネイとの
食による
交流につながるものと考えております。
観光交流の分野では、
ロイヤルブルネイ航空との
関係構築を進めております。
11月に行われた
キックオフミーティングには、
私もリモートで参加し、
今後の
ブルネイとの観光交流について
期待する旨をお伝えいたしました。
ミーティングにおいて、
ロイヤルブルネイ航空側からは、
熱海市は定住人口が少ないものの、
交流人口の多さ、
日本国内での知名度の高さについて評価され、
観光を通じた交流について
協議を進めることを
相互に確認いたしました。
現在、
新型コロナウイルス感染症の
新規感染者が減少し、
落ち着いた雰囲気となっておりますが、
新たな変異株のニュースで
先行きは
非常に不透明であります。
しかしながら、今後、
ブルネイとの交流をきっかけとした
東南アジア諸国への交流拡大に向けて、
引き続き、
ホストタウン交流の仲介役となった
経済産業省クールジャパン政策課などの
アドバイスや
ご支援をいただきながら、
官民連携した事後交流を
進めてまいりたいと考えております。