熱海市役所ナンバー2、経産省から出向の金井副市長の役割と業務を質す。(高橋幸雄議員)

昨日の3日目本会議では、
小生に割り振られた、
登壇時間は、
午後2時20分から45分間、

質問に対して、
当局側から、
市民が知りたい情報を、
どれだけ引き出せるか、

及び、
答弁する幹部吏員に対して、
コロナ過にある、
市政運営に関する
問題意識を伝えられるのか
毎回、
焦点を絞った質問を
用意しているつもりです。
その質疑質問に対する、
内容については、
先送りして、

今日は、

同僚議員の質問の中で、
小生の印象に残っている、
質疑質問をご紹介いたします。

本会議2日目、
トップに登壇した、

高橋幸雄議員は、

昨年の6月議会において、
経産省から出向してきた、
斉藤市長に対して
質問した内容の
再確認を行いました。

昨年は、

「副市長の選任について
市長は候補者について、
前・田邉副市長、
現・森本副市長さらに今回と、
3名続けて
国家公務員で
経済産業省の方を選任する考えか、
そうならば
その明確な理由について」と質していますが、

今定例会本会議初日でも、

副市長本人に対して、

役割・業務について
直接、
質疑応答致しました。

「質問」

①「日本の中での熱海」の
現在の立ち位置と
将来にわたっての展望について
どのように感じているか

②今回のコロナ禍において、
新しい産業の創出について
どのような考えをお持ちか、
また、
出身省庁の得意分野だと思うが、
熱海において
どのような産業を創出していくのか。

「副市長」答弁

日本の中での熱海の
現在の立ち位置と将来にわたっての
展望についてお答えいたします。

ー熱海市は、明治以降、
日本を代表する観光地としての
地位を確立しましたが、他
地域のライバル観光地が躍進する中で、

平成23年に宿泊客数は底を打ちました。

その後、
V字回復を果たしたものの、
ここ数年は
踊り場状態にあります。
こうした状況を踏まえると、

現在熱海市は
「観光地」としての
正念場にあると言えます。

将来に渡っての
展望につきましては、
環境の変化に柔軟に対応していく
必要があると考えています。

例えば、

コロナ禍を経て、
特に
動きが加速しているのが
ワーケーションです。

熱海市は、

昭和後期に企業の宴会や
団体旅行で
観光客数を伸ばしていましたが、

バブル崩壊を経て、
この層が激減しました。

しかし、現在、企業内における
コミュニケーションの取り方が
ワーケーション(研修、開発会議など)に
シフトされていく中で、
企業向けの需要が高まっています。

熱海は首都圏とのアクセス上、
この領域のポテンシャルが
極めて高いという特徴があります。

今後は、

この機を確実に捉え、

他の温泉街と徹底的な
差別化を図る必要があると考えております。

(つづく)

次に、

新しい産業の創出について
どのような考えがあるかという点に
ついてお答え致します。

私は、経済産業省で
2011年の東日本大震災や
2018年の北海道胆振(いぶり)東部地震の対応など
危機管理も経験してきました。
議員がおっしゃられたように、

熱海市副市長に着任してから、

1年弱で、10年、
そして数十年に一度の
危機対応がいくつもありましたが、
こうした内容に
対応できたのは、これまでの
危機管理に対する経験が
生きているからであると考えております。

一方で、ご指摘の通り、
こうした中でも
攻めに転じていく必要がございます。

ご質問をいただいた
「新しい産業の創出に関して」は、

熱海市の産業構造をみると、
観光業が
ゆるぎない中心であることは事実です。
こうした特徴を踏まえると、

新産業創出にあたっては、
得意分野である
観光業の「関連産業」を、
こちらを育てていくことが
重要であると考えております。

 

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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