今日一日、TV各局の主なニュースは関東北部を
中心に豪雨による被害状況で埋め尽くされた。
茨城県常総市では鬼怒川堤防が決壊し氾濫、
多くの家屋が流される映像に改めて自然災害の
恐ろしさや東日本大震災の悪夢が甦える。さて、
東日本大震災といえば思い出されるのが、
震災に対する各国の反応だった。中でも台湾は、
いち早く救援隊の派遣を決め物資支援や、
台湾国内で多くの義援金を募った。最終的には
200億円以上の金額が赤十字経由で日本に届いた。
過去において台湾を襲った台湾中部大地震や
南部台風被害への素早い日本の支援活動があり、
受けた恩に素早く反応する台湾の復興支援に
感動したのを覚えている。さて、小生が取り組む、
飯田豊二(明治時代の鉄道技師)に関する
日台を結ぶ観光振興プランもそうした経緯を
伏線として組み立ててみた。その他には
飯田豊二を軸とした系譜とそこから見える
多彩な人脈は、明治維新以降の日本と台湾を
現代に結ぶ貴重なストーリーの宝庫でもあり、
視点を変えると、幕末から明治維新から大正昭和、
現代に通じる創作のネタは無尽蔵に眠っており、
エンターティンメント作品やドキュメント等々、
石森氏の言葉を借りればプロに取っては魅力的で
新ジャンル開拓に事欠かない。という判断だった。
ただ当初は、飯田慎一氏と西畑中道氏からは
豊二の高屏渓鉄橋架設(台湾・高雄大樹区)と
台湾総督府時代の台湾人との交流のアニメ化の
制作協力依頼だった。ただ、製作資金はゼロで、
企画内容如何によっては資金調達が可能な、
ブルーカー話のようで、今一乗れず、正直、
豊二の出身地沼津市ならいざ知らず、
熱海市民としては興味が薄かったのだが、
石森史郎氏(脚本家)と小生の関係を頼りに
石森氏のアニメ(銀河鉄道999他)を意識しての
来熱だったこともあって、無下には断らず、
石森史郎氏の了承のもとに、台湾(高雄)サイドの
関係者に向けた合作映画やアニメの企画を進めた。
(つづく)