今朝10時より恒例の熱海消防出初式が行われた。副団長による開会の辞に始まり
牧野消防団長が閉会の辞まで約1時間30分にわたって、市内各地域の分団に所属し、
地域の消防防災の機動力として活動する消防団員を労い、士気を鼓舞した。
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式典を終え、関係者は銀座通りを観閲パレード、ムーンテラスにおいて
一斉放水に参加した後、ホテルサンミ倶楽部での祝賀会へと異動した。今日は
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中島消防長の式辞を抜粋して昨年の熱海管内の消防事情を確認したい。
ー本年は、待望久しい新消防庁舎落成を迎える大事な年でもあります。さて、
ここに、本市の昨年を振り返ってみますと、火災件数は十四件で、
火災種別では建物火災は十件であり、二名の尊い命が失われました。
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このことを踏まえ予防面におきまして、福祉並びに関係機関と協働し引き続き
高齢者対策をはじめ住宅用火災警報器の設置促進を図ってまいります。また、
消防施設整備事業といたしまして、市当局並びに市議会の深いご理解を賜り、
消防団第六分団に消防ポンプ自動車を更新配備し、地域の消防防災の機動力として、
より一層の消防力の充実強化が図られたところであります。 一方で、
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救急件数は、三千二百六十三件で、救急業務開始以来の記録的な件数であり、
主な要因は、高齢化社会の進展に伴う高齢者の疾病による搬送が増加しており、
概ね十万人都市に相当する出動件数となっております。救急ニーズの増大に呼応し、
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一昨年のJA寄贈 救急自動車更新整備に続き、この三月には、
最新鋭の高規格救急自動車更新整備が予定されており、さらなる
救急高度化へ的確に対応する取り組みと共に、市民並びに各関係団体へ
応急手当の普及啓発活動の推進や、救急車の適正利用を呼びかける
積極的な広報活動に努めて参ります。年頭に当たり、住むひとが誇りを持ち、
訪れる人に感動をあたえる、希望の熱海へ向け、
「安全・安心」の確保を積極的に推進するため、輝かしい歴史と伝統に育まれた
消防団との確固たる連携を強化して、常備、非常備、関係機関が一体となり、
消防行政に邁進する所存であります。熱海市消防長 中島博
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