熱海市議会6月定例会本会議初日。齊藤市長の上程提案説明。

午前10時、熱海市議会6月定例会の本会議が始まった。ひな壇には
議会出席説明幹部職員が昇格人事に従って一新、フレッシュな顔が並んだ。

今定例会の新しい顔ぶれは、加藤忠弘健康福祉部長、長津義信観光建設部次長、
松井俊廣市民生活部次長、上西敏文公営企業部次長、杉山勝企画財政課長、
市川幹夫教育委員会事務局次長等6名。プラス、齊藤市長、田邊副市長を含む、
総勢16名が各派を代表する議員の質問に答える。ただ、今回も気になるところは、

16人中7人、約半数の幹部職員が市外通勤者ということだ。つまり、
基幹産業の疲弊と少子高齢化の加速による市内経済の落ち込みを前にして、
幹部職員を含む100人以上の市外通勤職員に果たして、どのような郷土愛があり、
義務と責任をもって熱海再生に取り組めるのか、という、素朴な疑問である。

その疑問については、本会議登壇日に消防職員の不祥事に絡めて質問したい。さて、
齊藤市長の上程議案に対する説明から今後を熱海を想定して頂ければ幸いである。

6月定例会本会議初日

ーおはようございます。ただ今から、本市議会定例会に上程いたしました
議案について、説明させていただきます。本定例会におきまして、
ご審議をお願いします案件は、予算案1件、条例案1件、
一般案件3件及び報告案件8件の合計13案件であり、
議員各位並びに市民の皆様のご理解をいただきたいと存じます。さて、内閣府は

平成25年5月の月例経済報告の中で、「景気は、緩やかに持ち直している。」とし、
先行きについては、「次第に景気回復へ向かうことが期待される。」としています。
これは、昨年同時期に比べ大きな変化は無いものの、政府は、
大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略のいわゆる
「3本の矢」で、長引く円高・デフレ不況から脱却し、雇用や所得の拡大を目指す
「日本経済再生に向けた緊急経済対策」を実施しております。本市においても
市民が実感できる景気回復を実現するべく、
平成24年度3月補正予算において建設事業等の前倒しを予算措置し、
事業を実施しているところでございます。

市内における宿泊客数についてみてみると、本年3月は
震災前の水準とほぼ同水準に戻っており、ゴールデンウィークについても、
観光入込み客調査(概要速報)によると
前年比10%の増加、観光・文化施設の入込客数は
前年比22%の増加と、市内の景気は回復の傾向にあります。これは、

季節ごとの統一テーマを持って実施しているプロモーションが
徐々に効果を出していることによるものと考えております。

「新生熱海 華の競演」もその1つでありますが、現在、東海岸町の「お宮緑地」では、
ジャカランダの植栽を含めた再整備を行っており、この度、第一期工事の完成に伴い
6月1日より一部供用を開始いたしました。また、今月中旬には、

長崎県雲仙市小浜町(おばまちょう)で開催される
「ジャカランダサミット」へも参加する予定であり、
ジャカランダの魅力を活かした街づくりに取り組んでいる各地の参加者と
情報交換を行い、先進地の取り組みを研究し新たな名所となるよう、
お宮緑地の再整備に力を注いでいきたいと思っておりますー(つづく)

 

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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