熱海市の新庁舎建設にかかる議会質問(12月定例会にて)

今朝も控室には多くのお客様がお見えになった。石森史郎氏(脚本家)、
田中貴大氏(脚本家)に始まり、エイチ・アイ・エスアシスト株式会社の
浅野智副社長と小平清司氏(海洋ミネラルMCM事業部)等が
入れ替わり立ち替わり訪問して頂いた。午後からは、
野地尚美学園大学教授、須藤講師の他情報表現学科生徒さん6人が訪控、
駅前に設置予定のデジタルサイネージと連動する観光客誘致アプリ制作に欠かせない、
小生が所有する透明ディスプレイを貸与し、駅前整備所管職員と完成後のレイアウト等について、
話し合いをして頂いた。野地&浅川両教授並びに須藤講師には
日本ストーリーデザイン大賞審査員をお願いしただけでなく、大学の教え子さん等も含め、
まち起こしにプロジェクトに引きずり込んでしまったが、喜々とした表情が頼もしい。さて、

熱海市議会12月定例会も閉幕したが、ブログで未公開の質疑内容を抜粋してご案内した。
新庁舎建設に関する質問
ー先ほども触れましたが、財政難のおり、市の単独事業として現段階で
11億5300万円強の税金が投入される新庁舎建設についてであります。
採用された工法はシステム建築であります。その基本設計はあろうことか、

東京都の水道局の汚職事件を引き起こしたKリースという業者でした。
私はこの事件を受けて9月議会において、関係者からの資料をもとに、
新庁舎建設、熱海を舞台として何らかの不祥事が起きないよう、
問題意識を広げることで、汚職事件に楔を打つ、
こことを視野に入れて質問させて頂きました。また、
巨額な税金を投資する公共事業に関する問題提起をさせて頂いたのは、
何故か私だけでございます。さらに、
せっかくの市内経済活性化策であるこの公共事業が、

市内業者の受注につながってないのではないか。
そのほとんどが市外業者を下請けにし、市内にお金が落ちないのではないか、
という心配があるのも事実でございます。本来、市が行う事業は、
市にそして市民に還元でき、かつ貢献できる事業でなくてはならないと思っています。
そういったことから、9月議会で私が質問しことについては、

庁舎建設工事の市内への経済波及、
私の本来の意図はそこにある訳でございます。その9月議会で質問をし、
回答を頂いた新庁舎建設工事の落札率は99.2%とのことでした。

なぜこうした高い落札率となったのかという疑問は残るところです。
これだけ高い落札率で契約したのだから、さぞ
市内経済への波及は大きいだろうと思いたいところですが、残念なことに
システム建築ということから、そのほとんどが市外の業者に
流れていってしまうのではないかという懸念がございます。そこでお聞きしたいのは、

一点目に、第三庁舎、いわゆる文化会館の耐震補強工事を皮切りに、
本年度契約締結した新庁舎建設工事並びに観光会館等の解体工事まで、
庁舎建設事業の総額はいくらで、その内
市内業者へは何パーセントで合計額はいくらとなったのか。

二点目に、市の方針として特にお聞きしたいが、
市内経済活性化のための建設プロジェクトと位置付けている訳でありますから、
市内経済への波及を考えた時、市としては
庁舎建設にどのような姿勢で取り組んでいるのか、お答え願いたいと思います。
(つづく)

 

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

0 Comments
scroll to top