熱海市の人口減少に歯止め係らず(昨年同期420人減少)

今朝の地元紙に、市の市民生活課がまとめた昨12月末現在の
熱海市の人口と世帯数が発表されていた。ここ一年間の人口減少が
男性185人・女性235人の計420人と一気に増加した。また、
35世帯数が減少し、一人あたり世帯が急増している。さらに、
65歳位以上の高齢者は15,356人で高齢化率は38,8に急上昇している。

人口39,594人中、65歳以上が15,357人。へたり続ける基幹産業、
税収激減、雇用なき産業構造、子供や孫達に夢と希望亡き現実。
不安な世界経済、今後も続く倒産の嵐。かけ声だけのインバウンド等々、
今年度予算案を注視して、齊藤市政の緊張感を斟酌したい。さて、

2005年12月、吉田淳一氏は「熱海市の活性化について」、
小生のブログのコメント欄に、アメリカの心理学者、
エイブラハムマズローの法則を引用して、
ムダの排除と財源の確保についても提言している。

ーマズローの法則とは、欲求の5段階説ともいいます。
人間はまず第1次的欲求によって動機づけられますが、
それが適度に満たされてくると、
より高次の第2次的欲求によって動機づけられます。更に
第3次的欲求と続いて、これが人間のモチベーションの要因となります。

この段階ではより低次の欲求はもはや動機づけの要因とはなりません。
下記の①→②→③→④→⑤の順番に進行します。

①生理的欲求(食欲・睡眠・性欲)
②安全性欲求(住居・衣服・貯金)
③社会的欲求(友情・協同・人間関係)
④自我の欲求(他人からの尊敬・評価される・昇進)
⑤自己実現欲求(潜在的能力を最大限発揮して思うがままに動かす)

新入社員が、入社を希望する会社とは、単に給料だけ高い会社よりも、
仕事を通して能力の発揮できる会社、働いていて楽しい会社や
多元的な生き甲斐を充足できる会社へとシフトしています。

何しろ人生の中で極めて多くの時間を過ごすのですから、
会社の選択は重要です。会社の選択を間違えると、
幸せになることができない可能性があります。賃金だけ高くしても、
人は働いてくれません。人は褒められ、評価されることを喜びますから、
お金以外の生き甲斐を見出すことが大切です。(bingo)

「マズローの法則」ではありませんが、
本来であれば、そこに住む市民の方々の
衣食住(欲求)保証を頂点とし
そこから段階的に落とし込むのが筋と思料致します。

そのためにも社会インフラは重要ですね)
参考まで・・・5つの段階。
(1)生理的欲求(食欲、睡眠欲、性欲など)・・市民の満足
(2)安全と安定の欲(安全や生活の安定など)・・市の役割
(3)愛・集団帰属欲求(社会の一員でありたい、
地場を愛し たい、愛されたいなど)
・・(1)(2)が成立の上で市民が芽生える気持ち(観光へ の寄与)
(4)自尊心(地位や名誉など)・・・・市民の特別役職付与
(5)自己実現欲求・・・・・・・・・・観光等への市民参画
何れにしても市が市民に対しどう向き合っているか?
どれだけ
市民のことを大事にしているかなので、
意外と柱の優位性は気になる点です。

【魅力ある観光都市熱海市に向けて・・・・】

幾ら奇麗事を申しても、
それぞれの柱を実現する上でも財源確保がとても重要ですね。
市の財政状況も少々拝見しましたが、
はやり官・民・市民全員が一丸となって
ムダの排除と財源(外貨)獲得をする必要がありますね。

この後に続く、Y氏の熱海市の活性化に関する提言だが、
2005年から数えて丸6年が経過しているものの、些かも劣化しておらず、
熱海市議会3月定例会の登壇日に披露させて頂きます。

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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