熱海市の津波避難マニュアルと海抜表示に関して

熱海市の海水浴場の放射線量に関して、シロと、判定されたことで、
今夏のサンビーチへの来誘客増加や市内経済への波及効果も期待できる。とは云え、
いつ風向きが変わるかもしれず、油断と早計は禁物だが、取り敢えず、
熱海サンビーチが汚染されていなかったことは、明るいニュースである。さて、
つい先ほどまで泉のワンちゃんラーメンに友人4人と食を楽しんできた。話題は、
昨日、白鵬に土がつく場面を目に焼き付けた、5月技量審査場所に関して。
立ち合い寸前に国技館を揺らした地震と、白鵬の敗戦との因果関係など、
ライブで見てきた強みに私見を交えて、にわか解説者となった。その際、

一人の友人から、熱海の津波マニュアルは策定しているのか、と、
過日、ブロブに届いているコメントと同様の質問が飛んだ。この質問に関しては、
既に、熱海市の防災官(田中博氏)から回答を得ているので、
この場を借りてお知らせしておきたい。

□ 海抜表示について

現在、電柱に各地点の海抜が表示されておりますが、
表示板が古くなって見にくい場所もあるため、
今年度中(補正対応)に更新する予定でいます。また、電線の
地中化事業に伴い電柱のない場所には、
海抜表示板が設置されていないことから、
表示板の設置が可能な場所(協力をしてくれる施設)を選定し、設置する考えです。

お尋ねのムーンテラス付近の海抜は
2.0mです。

□ 関東地震津波では、市役所下の四つ角付近まで遡上したと言われています。

□ 市では、東日本大震災の教訓から、
今まで目標としていた神奈川県西部の地震の津波から、
1923年に発生した関東地震津波の浸水地域を目標に計画の見直しを行い、
今年度中に「津波避難マニュアル」を策定いたします。

□ 関東地震津波の浸水地域を目標にする理由は、
熱海の過去の災害史の中で、最も大きな津波であるためです。

以前より目標にしなかった理由は、
地震学上、関東大地震の発生間隔が
200年から300年であるためです。

□ 東海地震の地震予知については、
駿河湾を中心に世界一の観測網が引かれ、
24時間体制で地震の動きが
キャッチできるようになっていますが、むずかしいものと思っています。

そのため、市では、訓練では
東海地震も神奈川県西部の地震が突発に発生したことを想定し取り組んでいます。

□ 津波対策として、津波避難ビルや避難ルートなどを示した
「津波避難マニュアル」を今年度中に策定いたします。また、
94日の総合防災訓練は、
マニュアル策定のための検証を兼ねた訓練といたします。従って、
訓練までに津波避難ビルの指定なども行いたいと考えており、
ビルの所有者の了解を得ることができれば、津波避難ビルの表示もしたいと思います。また、
海抜表示板についても
今年度中(補正対応)に更新する予定でいます。

□ いずれにしましても、今回の教訓に伴い、防災対策の見直しを行い、
市民や観光客の皆さんが安心して過ごすことのできる環境を整備することは、
市の責務と考えます。また、市も被災することから、
市民の皆さんと協力して安全な街づくりを進めていくことが、観光産業にも良いことと思います。

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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