熱海温泉山間部に雪化粧。セーフティネット保証対象82業種に大震災融資制度実施。

今朝はこの時期にしては異常な寒さだった。愛犬ふ〜と、
熱海港芝生広場周辺を散歩するため、市の駐車場に車を入れ、
ふと、港に目をやれば、山間部が雪化粧をしていた。この時期にしては
季節外れの雪であり、真冬に戻ったような寒さに震える。昼間は庁舎にて、
中小企業庁のセーフティネット保証(5号)対象業種の
拡大資料を担当する職員から頂戴する。この保証制度は当初、
昨年7〜9月期の業種毎の売り上げ等のデーターを基に、



48業種で実施する予定だったが、今回の大震災と計画停電も含め、
国全体としての投資や消費などの集計概念を用いて、
経済活動を分析する、マクロ経済への影響が懸念される一方で、

業種判断のためのデーターを取り直すことが困難となったため、
緊急避難的に、平成23年度上半期において、原則全業種である
”82業種”で同制度を運用出来ることとなった。

しかし、だ。運良く借りられても、お客が来て、
売り上げが上がるという、保証はどこにもないし、返済出来るかも疑問である。また、
被災地の皆さんのご苦労に比べれば、我が熱海温泉の
計画停電による間接被害なぞ、爪の垢程にも満たないのだろうが、
はてさて、灯りを奪われた観光地もまた、
ホテル・旅館街から宿泊客が消えてしまい、このままの状態が
あと2ヶ月続いたら、と、考えるだけでも、
正直、不安感に苛まされてしまう。当然のことである。

原発事故を伴った大震災は、計画停電だけでなく、
放射能の飛散は近隣地域を汚染し農産物を壊滅状態にした。また、
都内の浄水場に毒を注いでしまった。TVの解説者はレントゲンやCTスキャンの
被爆量を例に挙げて、安全生を強調するが、目は笑っていない。
政府のスポークスマンや原子力発電関係者による事故関連説明は、
2転3転が珍しくなく、苛立を募らせた都民のストレスが
いつ爆発するのか、精神的パニック現象はどんな形で表れるのか。
中小企業の融資制度だけでは、国民の不安は解消されない。

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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