熱海消防出初め式。斉藤市長欠席のもと、関係各位が防火・防災に心新たにする。

今朝は、風邪の後遺症が殆ど消えていた。寒気もせず、ノドも痛くなかった。
さあ〜ツ、これで熱海消防の出初め式に出れると、一安心して、
愛犬ふ〜と観光港周辺を散歩する。海風が吹かなかった分、
昨日より暖かく感じつつ、出初め式に臨んだ。親水公園では、

消防団員や関係者、来賓等が式典に備えていたが、開始時間になっても
斉藤市長の姿が見えなかった。おやおや、と不思議に思い同僚議員に尋ねる。どうやら、
風邪をひいたようである。体調が思わしくないのだろう。それで欠席なのか。
えっ、嘘だろう。と、前代未聞のことだけに、
一瞬驚きを隠せなかった。これまで、市議会に在籍した年数だけ、
式典に参加してきたが、首長が欠席したという記憶はない。
団員の士気にも影響するだけに、這ってでも出てきて欲しかったと思ったのは小生だけか。







とは言え、市長不在でも式典は進行していった。来賓の挨拶や、
消防団員や民間協力者に対する表彰や伝達式が行われ、式典を飾ったのが恒例の
熱海童園幼年消防クラブによる「火の用心の歌」の披露である。
式典が閉会した後は、銀座通りをパレード。それが済むと懇親会が待っていた。
親睦会は一人会費3000円。会場はホテルサンミ倶楽部。懇親会には、
民主党選対委員長の渡辺周衆議院議員が駆けつけ、関係者に労いの祝辞を贈った。さて、

昨年は熱海消防署館内で火災が多発し、高齢者が尊い命を失ってしまった。そのことも含め、
渡辺昇熱海消防長の出初め式での決意のほどを掲載させて頂く。

ー新年明けましておめでとうございます。
多くのご来賓の皆様方のご臨席を仰ぎ、新春恒例の
「熱海消防出初式」を挙行できますことは、消防人にとりまして大きな喜びであります。
さて、昨年を振り返ってみますと、
火災件数は13件で、一昨年より2件減少したものの、死者は、
1948年消防本部設置以来、過去最悪となる5名の尊い命が失なわれ、
その犠牲者の中でも特に高齢者が大半を占めております。一方で

『救急件数は、3020件で、救急業務開始以来の記録的な件数であり、増加の主な要因は、
高齢化社会の進展に伴う高齢者の疾病による搬送が増加しており、概ね
10万人都市に相当する出動件数となっています。時勢に立ち遅れることなく
的確に対応し、さらなる救急高度化へ積極的に取り組んでまいります。

予防面におきましては、特に高齢者の防火安全対策を重点目標に、併せて
住宅用火災警報器の普及拡大に取り組んでまいります。また、
基幹産業である旅館ホテル等の防火管理体制の連携強化を図り、
宿泊客の安全確保に努めてまいります。

『年頭に当たり、元気で活力ある熱海再生へ向け、
「安全・安心」の確保が、必要であり、
長い歴史と伝統に育まれた消防団との確固たる連携を強化して、
常備、非常備、関係機関が一体となり、消防防災業務に邁進する所存であります。

熱海市消防長 渡 辺  昇

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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