「竹老園・東屋総本店」で創業130年の味を堪能する

今日も最高気温が35度以上に跳ね上がるとの予想である。今朝も、
愛犬ふ〜と山の手散歩を早い時間に済ませ、帰省先の釧路で詰め込んだ、
3泊4日の思い出を整理する。母校の同総会資料に改めて目を通すと、
昨日の昼に食事した、竹老園に関する特集が写真入りで組まれていた。そこには、
過去に聞いた記憶はあったが、何と、
親子三代、一族十数名もが、我が母校(湖陵高校)の同窓生だったのだ。
・・・・
竹老園は創業130年を超える老舗のおそば屋さんで、道内だけでなく
全国的に知名度は高く、先日、
山岸伸氏(写真家)の事務所をお邪魔した際にも、
ー釧路、いいね。あそこ、竹老園のそば。食べたいね〜ーと、
顔を崩したのが記憶に新しい。仕事上、
全国を飛び回っている山岸氏なら、各地の旨いもの処で知ってて不思議はないが、
釧路、と、言ったら、反射的に
竹老園の名前がパッと口を突いて出たのには驚いた。その竹老園だが、
・・・・
釧路同窓会報(くまざさ第57号)にはその経営者である、4代目
伊藤正司さんとご家族に関して大きく紙面を割いているので、抜粋加筆してご紹介する。
4代目は、釧路湖陵高校の前身釧路中学27期生(昭和19年卒業)である。
青春時代は丁度、第2次世界大戦末期の非常時だった。釧中卒業式直前に、
陸軍士官学校の予科に入学する。そこからさらに戦闘機乗りとして、
航空士官学校予科に学び、その半年後に終戦をむかえた。と、ある。
間一髪で招集を逃れたことで、家業に戻り、昭和30年に妻節子さんと結婚する。
その節子さんも、湖陵3期生(昭和26年卒)で、
湖陵高校が初めて男女共学となった年だったと記されている。そして、
5人のお子さんが授かり、全員が湖陵高校を卒業している。また、
伊藤正司さんは5人の子弟が湖陵生となったことから、
母校のPTA会長を10年以上にもわたって務められ、3男真司さんもまた、
湖陵高校のPTA会長として現在、活躍しており、まさに、
・・・・・・






・・・・
東屋総本店「竹老園」の伊藤さん一族と釧路湖陵高校は一心同体の如く歴史を刻んでいる。
・・・・熱海の戻る前にどうしても食べて帰りたかった。また、
故祖母ミキ(享年96歳)と生前、帰省した際には、毎年座敷に招待した思い出もあり、
親族の墓参、供養する意味においても外せなかった。
伊木茂樹氏(釧路石炭社長)もその思いは熟知しており、昨日は、
その親友に先導され午前11時の開店前に竹老園に到着した。
・・・・お盆ということもあるだろうが、
店先にはお客が既に並んでおり、駐車場を見れば、釧路ナンバーだけでなく、
道内各地や関東東北から来た車で埋まっていた。釧路自慢の食文化を提供する
・・・
東屋総本店竹老園」、伊藤さん一家は大戦末期の苦難を乗り越え、よく働き、
正直で誠実な商いを通して、食を供給している。勝手な想像だが、
老舗の暖簾と旨いをお客の利益ととらえ、釧路の食文化を守り、
決して奢ることない社会貢献とあわせ、一家眷属7代までも栄えるのコトワザ通り、
徳を積んでの繁盛店であることが、同窓会報だけでなく、
本店の庭園や店の空気から伺い知ることができた。

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

0 Comments
scroll to top