政権交代か前進か、それとも古い旧体制復活となるか、
今夜遅くには勝負の決着はつく。消費税増税、郵政見直しが争点となり、
大新聞やメディアの予想では、民主単独過半数の60議席獲得は厳しく、
自民党が漁父の利を得るとの社説掲げるところもある。結果次第では
与党の党内抗争や分裂も予想され、熱海市にあっては、
首長選や県議補選へ大きな影響を与えることから、関係者にとっては、
眠れぬ一日となりそうである。と、想定しつつ、
愚妻と自宅の目と鼻の先にある投票所に向ったのは、雨が降り出す前の
午前11時少し過ぎだった。この時間、市民の出足は順調のようだが、
午後からの天候の崩れが、棄権票につながらないか危惧する。さて、
今夜は選挙速報が始まる時間には、イタリアンレストラン「門」(渚町)にて、
月一親睦会(安井会)が始まっており、今夜の話題は、
参院選と熱海市長選、県議補選の選挙一色に染まりそうである。その前に、
・・・・・・今日は、沖縄米軍基地めぐりを写真と動画でご案内する。
・・・・さて、今日も高橋弘会長から、
参院選の結果予想から、熱海市長選、県議補選への大胆予想までがメールで綴られてきた。
まだ、投票締め切り時間にはほど遠く、ここで公開することは出来ないが、
携帯のメールをチェックしていたら、ここ3年間の、
高橋会長から誕生日を知らせるメールが、たまたま、偶然に保存されていたのである。
無意識のうちに、3年間のメールを保存していたとは我ながら不思議である。この事が
何を意味するのかは別として、断片的な文章とメール発信時間等から、
高橋弘会長の人となりを想像して頂ければ幸いである。
「歌う野菜天国」(合 作アニメ)/////
・・・・石 森史朗原作、田中貴大脚色、原宣嵩原画
・・・・・・・(最終回)・・・・・・・・
悪戦苦闘の末、野菜谷は守られた。だが、
老体で無理をした日朋は無事だった野菜谷を眺めながら、
「ロックを続けろ。農業はオレの代で終わりにしてい いのだ」と
芋東に告げる。・・・・・そして静かに息を引き取ると
周囲のみんなは日朋の臨終を覚悟したが、何と生命力旺盛な日朋は
奇跡的に生を吹き返したのだった。
・・・・・
「あの余まで行って来 たんだが、日元のやつが、
この世に来るのは早すぎる。
芋東にはまだまだ日朋の知恵と支えが必要だから、
申し訳ないけどもう暫く長生きをして、
まだまだ危 なっかしい芋東を見守ってやって欲しいので、
よろしく頼みますと、頭を下げられたので、
仕方無く帰って来る事になったのだ」と素ッ呆けた言い訳をした。
吃 驚したが、芋東が涙を流して喜んだのは言うまでもない。
やや足が不自由にはなったが、
あの世から生きて戻って来た祖父日朋のバイタリティ溢れる生き様に触れ、
芋東も考えるようになった。違う道で超えるの ではなく、
思いを受け継ぎ、同じ道で祖父や父を超えようと祖父が守った畑を共に耕す。
バンドを諦めても後悔はなかった。バンドよりも大事なものを見つけた のだ。
その姿はもう立派な一人前の男だった。
・・・・・その芋東の姿に、日朋は上海のプロダクションに
芋東の夢を叶えてやって欲しいと手紙を出していたのである。
・・・・・・・
芋東の隣には、ずっと芋東を思い続けていたトマト忍の姿が、
兄日飛の近くには、彼を想い続けている大根鶯の姿があった。
芋にトマトが、芋に大根が幾 ら惚れ続けていても、
鶯も忍も結ばれる事がないのに、鶯も忍も一途だった。
果たしてこの恋の結末は……
・・・・・・・・今年も凧揚げ大会の日が迫って来た。
野菜谷は順当に勝ち進み、決勝戦にまたしても
ライバルの蒜宝村と決戦を争う事になった。足が不自由になっても、
日朋は率先して号令をかけた。命の糸を握る芋東は、
傍らに凧糸をしっかり握りしめている祖父日朋の姿を見た。
・・・終
この物語を30話〜50話かけて描くことで、合展動画と合意している。