今朝10時より、熱海市議会6月定例会本会議初日が開会された。
議長の開会宣言、諸般の報告に続いて、静岡県、東海、全国の各市議会議長会より、
35年勤続及び10年勤続議員に対する表彰状の伝達並びに
市長より感謝状の贈呈が行われ、山田治雄議員と小生が受賞した。
山田議員が代表して謝辞を述べたが、小生の場合、
終始一貫して反権力を標榜して市議会に挑んでおり、現在一人会派として、
市政に対する市民の不満を代弁する者としては、
これまで支えて頂いた市民と家族へのプレゼントと受け止め感謝状を頂戴する。
さて、続投を宣言している斉藤市長にとって、今定例会が任期4年目の最終議会となる。
斉藤市長は、上程議案の説明に、国内総生産の速報値を持ち出し、
日本経済が回復基調にあることを前置きし、日銀各支店の調査から
百貨店や旅行関連企業の持ち直していることなどをあげ、
景気回復への期待を寄せた。しかし、
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熱海市内の経済環境については宿泊施設の老朽化や陳腐化、
営業の停止や休業に伴う雇用関係の悪化を認めた上で、
3月補正予算で地域活性化・きめ細かな臨時交付金を活用して
景気対策事業として執行している事をアピールした。更に、市長就任以来、
財政再建を最優先課題に取り組んだ事と一定の成果を得る事が出来たと自賛し、今後も
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経済活性化と市民福祉の向上を目指して市政に全力で取り組むと、力を込めた。
熱海市長選に関しては現在のところ、
田島秀雄県議との事実上の一騎打ちが予想されており、水面下では
地元出身候補者への期待が先行しているが、現在のところ両候補者とも
具体的な経済対策や行政改革については沈黙を守っている。
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今定例会では、各派代表議員による
斎藤市政4年間の総括質問が予想される。小生に取っても6月定例会は
市長選候補者選択と次期市議会改選への正念場と捉えており、
具体的な経済対策を質す事で、市民へのメッセージとなれば、
10年勤続議員として表彰して頂いたことへの恩返しとなる。