熱海大湯間欠泉前市有地を観光資源と防災の拠点に

今月7日、斉藤熱海市長が記者会見の席で、既報の通り、
平成21年度の行財政改革プランに関するローリング案を発表したが、その中で
新庁舎建設や、市庁舎の分庁化については財源的な問題も含めて断念したが、
長年の懸案事項だった、「中央保育園」については、唐突
「観光福祉委員会」の席上で、民設民営を前提として大湯間欠泉前に取得してある、
保育園移転改築用地に建設する考えを明らかにして、唖然とさせた。
そして今日午後、この地の有効活用について陳情書を提出していた、
近隣町内会や商工会議所を始めとする観光関連団体と地域選出の市議会議員等が
斉藤市長との面会を取り付け、市庁舎6階市長応接室に集まり小生も参加した。
市長応接室
報道陣に囲まれる斉藤市長
内田理事長と鵜沢会頭
森田協会長と三枝温泉組合長

席上では、熱海大湯間欠泉前市有地活用に関する要望書が配られ、
鵜沢熱海商工会議所会頭から、斉藤市長が心変わりした真意を聞くとともに、
一貫性のない2転3転する政策のブレに憤りを露にした。
・・・・・斉藤市長に宛てた要望書の内容
・・・前略・・間欠泉前市有地は中央保育園立て替え用地として取得したものだが、
その後、近隣7町内会から防災拠点としての利用や
観光資源としての活用をお願いする嘆願書を提出し(平成16年11月12日)更に、
平成20年2月20日にも近隣9町内か同様の要望書を提出しています。
また当用地に関しては、平成17年3月20日に、熱海観光協会、熱海温泉ホテル旅館協同組合、
熱海温泉組合からも観光資源としての活用をお願いする要望書が提出され
その他複数の団体等からの要望書が提出され、様々な機会ある毎に
この趣旨に基づき要望・提言は繰り返されてきました。しかしながら、9月4日の報道で
当局は今までの要望を無視し、事前の話し合いの無いまま、当該地に
保育園を建設する方針である旨を知りました。もとより、
子供たちの安全は需要なことですが、それを理由にすれば、
熱海市当局が何をしても良いということにはなりません。つきましては、
多角的な視点に立った議論を展開し、是非とも下記の通り
私たち近隣住民のかねてよりの要望にお応え頂きたく再々度のお願いを申し上げます。
1、熱海中央保育園の耐震化立て替えは現在地に拘わらず行うこと。
2、間欠泉前市有地は観光資源として活用するとともに防災拠点として利用すること。
3、観光資源としての活用方法に関しては、近隣町内会、観光関係者等の
意見を取り入れ検討を進めていくこと。・・・・・・と、いうもので、
・・・・10町内会長(うち一町内会はサイン無し)が連名で名前を記していた。
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財源がないから民設民営を前提に運営法人を誘致して施設建設する・・・
特擁や老健施設、最近では伊豆山の老健施設を見る間でもなく、
この手の民設民営を頼る事業には多くのリスクと背中合わせの劇薬みたいなもの。
保育園の耐震化を急ぎたいなら、市内の小中学校の空き教室を利用すればいい。等、
議員の中にも知恵を絞れないのかの意見もあり、
橋本議員と松尾氏
佐藤元昭議員
平石温泉通り町内会長
例え、斉藤市長が市民を代表する団体からの要望を無視し、強行したとしても、
議会で賛成多数で否決されてしまえば、ハイ、それまでよ。と、なるのだが、、、。
9月議会では、当然、この中央保育園に関する質疑が飛び出すものと推測されるのだが、
斉藤市長の後ろで、政策決定に糸を引く影の存在があるのかないのかも含め、
18日午後3時10分から予定されている、小生の登壇日には前回同様、
多くの傍聴者に足を運んで頂けるように明日の退庁時までに、通告書を提出しなければならない。

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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