予想をはるかに超える傍聴人で膨れ上がっており、
補助椅子が用意されるほどの熱気でムンムンしていた。無論、傍聴者の多くが、
熱海市が善意の市民の対して提訴した、立ち退き裁判への関心であり、
小生がどのような手法で、当該者の正当性を当局から引き出せるかにあった。
では、早速、論戦の詳細について、登壇した際の前置きからご案内したい。
熱海市政調査会の村山憲三でございます。ただ今から、
6月定例会に上程されました議案に対する質疑並びに
一般質問をさせて頂きます。今回、
熱海市の多すぎる職員による
相次ぐ不祥事や丸投げが目立つ行政運営に業を煮やす、
一部高額納税者や一般市民、及び、私が追及してきた
「八幡山公営住宅」不法転貸明渡し請求訴訟事件の当事者からの
憤怒の声を代弁させて頂きます。
先ずこうした問題を、政調会の席で時間を掛けて、
職員不祥事の根幹や「緊迫財政」を強いられる中での、
観光団体への補助金と監査体制のあり方、「八幡山公営住宅家屋明渡し訴訟事件」の詳細、
湯河原町との広域下水処理負担金1億5千万円の整合性について等、
徹底議論すべく臨んだわけですが、残念ながら、
当局側は事の重大さを受け流し、真剣味や緊張感に欠ける無関心さが際立つ
答弁に終始したことで、結果、論点が噛み合わず
2度の物別れとなったことをご報告申し上げて質問させて頂きます。
始めに、議案第2号 職員の公金横領事件に対する
市長、副市長の報酬カット等の責任に関連してお尋ねいたします。
私はこの職員の不祥事を突破口として、前市政の負の遺産である、
熱海花の博覧会の結果責任を始め、近隣住民や関係者からの内部告発を受けて、
議会で質してきた、市道否認定の「上宿裏通り支線」不法占用未解決問題、
農道丸山本線単独事業私物化疑惑、市発注工事での入札妨害の有無、
入札予定価格と高値落札率に関する税金のムダ使い、
職員の情実採用疑惑、その他、不公平な納税システムを今に引きずる、
熱海市の旧態依然とした行政構造にメスを入れ、真の改革を推進することで、
熱海再生への端緒となるものと捉えて通告案件を絞らせて頂きました。
さて、話は3年前に遡ります。(つづく)