プサン港へ帰る

今日は、「金浦市」(韓国)のホテルで朝を迎えた。
これまでにも数え切れないほど訪韓しているが、この街には初めてだった。

訪韓した理由は、金浦市に工場のある、
黒にんにく製造機、ジャム製造機、”生ゴミ処理機”(SO-20改良型)の
工場視察と金浦市の市議会、そして、

韓国放送公社(KBS)エコノミックニュースチームデスクの、
「SHIN CHOON BUM」氏を表敬訪問することにあった。

成田から釜山に入ったのは、18日午後4時10分。
ガイドのキム・ヨンチョル氏のワンボックスカーで予約していた、
「東横イン中央洞」にチェックイン。

前回、松本哲治氏(タックワールド)と訪韓した約3か月前と比較して、
換金レートが2千円少し下がり、10,000円で”131,000ウォン”と動きがあった。

さて、国内感染がクローズアップされてきた、新型インフルエンザだが、
当然、出国ターミナルに入ってからは買い込んできたマスクをかけ、
万全の態勢で臨んだが、空港係員以外、出国者の顔に際には、
思ったほどマスクで覆われていなかったが、

釜山に到着してから、感染者を見逃すまいとする、
水際での検疫検査があり、影響力の大きさを改めて実感した。

帰国後にタイミングを計り、訪韓時の経緯は説明するが、
今回は短期間での移動が時間が長いため、
フラッシュ写真をもって、行動の一端を記録していきたい。

窓から釜山港を臨む(3)

東横イン23階より
東横イン23階より

釜山タワーとその周辺

Mエンタープライズ社長
Mエンタープライズ社長
左より、佐口、三浦、ヨンチョル氏
左より、佐口、三浦、ヨンチョル氏
ヤンさんと金さんが出迎え
ヤンさんと金さんが出迎え

佐口氏とヤンさん

韓国KBSテレビ本社前

KBSロビーコーヒーショップ

午前8時30分にホテルを出る予定だが、それまでの時間に余裕があるので、
これまで、佐口氏や松本氏と取り組んできた、熱海の農業振興になぜ、韓国なのかについて、
ザットおさらいをしてみたい。

佐口農園(佐口静雄氏)で栽培する“生にんにく”の収穫期が来月に迫ってきた。
昨年に続いて2年目の生育も順調で、

今年の種は昨年収穫した“にんにく球”(佐口一号)を使用しており、6月下旬をめどに
文字どおりメイドインatamiの誕生となるのだが、

ただ、今年は佐口一号の試験的栽培という側面もあり作付け

面積が3反分弱に抑えたことにより、近隣にスーパー他に直納されるため、
黒ニンニク等への2次加工品については、松本哲治氏を通じて、

国内にある「黒ニンニク」製造業者へ委託加工を予定しており、
その他については、黒にんにく加工技術が先行している、韓国から、
原材料や加工食材の仕入れを予定している。

佐口氏はにんにくの他これまで、認定農家として
促成野菜(トマト、キュウリ、レタス等)の生産も続けているが、数年前までは
卸価格が市場主導ということもあり、苦しい台所事情を強いられていたが、

基幹産業の長引く不況に即して、八百屋さんの廃業も急となり、
数年前に、熱海市内から青果市場が消滅したことで、
近隣のスーパー等への卸しに販路を切り替え、現在に至っている。

苦境をチャンスと捉え、

佐口氏にはこれら農業振興に不可欠である、
最良の肥料作りも必須条件として、熱海市内の宿泊施設等々から排出される、

“生ごみの肥料化”もお願いして、

これまでにも、日本製生ゴミ処理機や
韓国製生ごみ処理機導入を目指し資料集めに協力してきた。

現在、韓国製「SO-20」改良機の完成を待って検討中だが、
日本国内での基準やメンテナンス等課題も多く、今回の訪韓となった。

ここにきて、日本の農業の自給率について盛んに問われているが、
農業への株式会社参入等も含め、今後、佐口農園の取組む、

自家ブランド生産と加工野菜、生ゴミ処理による肥料作りを一環とした“
ニュービジネス”誕生も期待できる。

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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