今日は、
孫娘「歌奏」(かなで)の七五”サンデー”となった。
ついこの間生まれたと思っていたら、
もう3歳になったのである。
ー年を取るわけだーと、心中つぶやき、
午前10時丁度に、
愚息家族と嫁の両親が待つ、
熱海「来宮神社」境内に入る。
「歌奏」は、
嫁が3歳の七五三に着用した着物姿で
一同に揃った両家を前に、
今日の主役然と振舞っていた。
孫娘が迎えた”髪置きの儀”は、
朝から好天に恵まれ”、
愚妻夫婦の仲人でもある、
「雨宮治興」宮司から、
運よく直々に祓言葉を賜るなど、
我々家族にとっても、
ツキが伴う心に残る一日となった。
”髪置きの儀”などと、
知った風を吹かせたのだが、
「七五三」の由来をネット検索して、
ー昔は3歳になると、
その年から髪を長く伸ばす儀式があり、
それから「髪置きの儀」とも呼ばれたーと付記されていたのを、
引用したに過ぎない。
だが、なるほど納得だったのは、
孫娘の髪飾りの意味がよく理解できたことだ。
来宮神社には、
他にも七五三を祝う家族が多く集い、
この他に連休を利用し、
樹齢2000年を誇る神木、
”楠木”の”運気”に振れたいとする観光客が
バスに案内され続々と境内に参集していた。
神社の由来や年間行事を、
ホームページを開設して広めるなど、
努力が功を奏してか、
来宮神社を訪れる県外からの参拝客は
ネット配信する以前と比較して、
推定3倍超に膨れ上がったと関係者は推測する。
ただ残念なのは、
観光バス参拝客は市内観光せずに、
そのまま目的地へ向かって去ってしまい、
神社で販売する土産品以外、
市内経済への波及効果に結びつかないことである。
さて、
世界的な金融危機に翻弄され、
大幅な円高と株価下落で、
日本の輸出企業は
軒並み減収減益による、
赤字転落のニュースが連日報道されている。
この先日本はどうなるのだろうか。
輸出頼みの日本経済が崩壊すれば、
年金医療の財源は飛び、
生活苦にあえぐ高齢者や、
大量の失業者が街なかに放り出されてしまう。
そうした強迫観念が頭の中を支配する中、
政府は付け焼刃的に、
・2兆円の定額給付金(全世帯4人家族に6万円)
・住宅ローン減税、
・妊婦健診無料化(5回~14回)
・高速道路料金値下げ等を打ち出した。
これは、
衆院選に向けたバラマキ戦略で、
日本経済が好転するとは到底考えられないが、
今朝のTBS番組で評論家筋は、
政府は、
中小企業への不況対策資金を拡大するようだが、
たとえ、
貸し渋りや貸剥がしが緩和され、
借り入れができたとしても、
その先”返済”は履行しなければならず、
輸出頼みからの戦略が全く見えず、
各省庁の考えそうな案件を寄せ集めただけだと、
バッサリ切り捨てていた。
日本経済の不況風は、
熱海市にも甚大な被害を及ぼそうとしている。
市の収入の大半は固定資産税である。
これまでも、
観光基幹産業の大多数が
中小や零細企業であり、
宿泊施設や関連産業にとっては、
税金を払えるどころか、
従業員や業者への支払いにも汲々としている現状に、
今回の経済危機が追い討ちをかけ、
斉藤市政が打ち出した、
平成23年までに、
黒字財政にするという公約に赤信号が点った。
この逆風に打ち勝ち、
熱海温泉に集客し、
”お金”を落とさせる戦略があるとすれば、
小生の個人的な意見だが、
カジノ、外国人労働者の誘致、
女性が安心して働ける環境づくり、イベント等への、
当局が握るシバリの、
大胆な”規制緩和”をおいてほかに見当たらない。
観光庁長官と面談し、
熱海温泉再生への支援要請した、
「斉藤市長」だが、
何をもって「熱海」を再生しようとしているのか。
12月議会では
そこに的を絞って質問する予定である。