昨日ご紹介した、
桜の開花情報だが、
この季節、
親水公園や糸川べりを中心に、
熱海市内の至る所で、
染井吉野が、
熱海桜や”寺桜”と名を変えながらも、
短命な花片を広げて咲き乱れ
観光客や
市民の目を釘付けにしている。
しかしながら、
残念なのは、
河津川周辺を中心に、
約8000本とも評されている、
早咲きの、
伊豆「河津桜」のように、
2月上旬から3月上旬にかけて、
年間100万人もの
来遊客を呼び込むことが
スケール的にいっても、
絶対に不可能ということである。
その分、
「梅園」があるにはあるのだが、
観梅客の大部分は、
今のところ通過型であり、
熱海市内への回遊は
殆ど望めないでいる。
ただ、
熱海市が、
”歩いて楽しいまちづくり”を公約に掲げているのであれば、
市内に点在する、
10ヶ所以上の「桜」の木立に
来歴謂れを記し、
回遊スタンプを用意し、
熱海”桜”めぐりを完了した方には、
温浴施設無料ご利用券や
市内の飲食店とタイアップするなど、
”線”で結びながら、
周辺商店の活性化も図る程度の努力はすべきではないのか。
深刻な、
基幹産業崩壊が叫ばれる中、
他方、
「熱海リラックスリゾートホテル」や
「茶寮和び」のように、
東京資本の、
飲食店の熱海進出も、
口コミを中心に、
上々の評判のようである。
ということで、
これら施設周辺の路面を
陽気に染める桜の木立を、
小生が勝手に、
”商売繁盛”(えんぎ)桜”と命名し、
「茶寮和び」(熱海市桜ガ丘)近くで
別アングルで撮った桜の枝をご紹介したい。
地方自治体の
方向性を決める「議会」の存在だが、
財政危機下にある、
熱海市では、
議会も当局もさほど危機感を持ち合わせていないようで、
来年以降の決算次第では、
財政再生団体転落の
瀬戸際にあるという現実を捉え、
小生が、
3月定例会において、
平成20年度熱海市一般会計予算案に、
”ノ~”を突きつけた、
反対討論を掲載したい。
☆☆☆☆☆☆☆
私が
予算案を否定した理由の一つに、
「中央保育園」建替え事業に平行した、
子育て支援を目的とした、
民間保育園に対する
“延長保育事業補助金”等のカットがございます。
昭和44年建築の
ある「民間保育施設」では、
静岡県の監査により
耐震補強の指導を受け
対処を迫られており、
この施設には、
現在69名の園児が入園しています。
耐震建設リニューアルしなければ、
廃業と
財産没収の危機に直面しているようですが、
当局側は
この事実をどのように受け止めているのか。
また、
今定例会で通告致しました、
「華の舞」開催補助金を
大幅削減をする一方で、
(第一回熱海の人間国宝授賞式で100歳の現役芸妓「小金」さんと)
(復活熱海元気ですよ事務局と熱海芸妓組合が売り出す、半玉さんたち)
形式だけで期待感の薄い、
「観光戦略室」委嘱委員”へ
約350万円もの報酬を決め、
切捨てが期待された、
各課所管の
「行財政審議会」や
「各種協議会」委嘱委員への報酬
“約400万円”が予算計上されている他、
これまで熱海市が発注してきた
“公共事業”の
「予定価格落札率」に係る
談合体質や、
随意契約における格差が
是正され
改善されたのか等を含め、
“弱者切捨て”、
“職員の既得権温存”型
予算となっていないか。
あるいは、
“役所の人件費”と
歳出削減が一対となっているか。が、
私の注目点でございました。