平成20年度一般会計予算案成立に
まったをかけたのが、
「観光福祉委員会」だった。
否決の理由はどうあれ、
斉藤市政に対する、
イエローカードを突きつけた格好となり、
注目を集めたが、
どうやら、
守旧派古参議員と
呉越同舟した新人議員等による、
「中央保育園」
園地測量業務委託料をめぐる、
予算案否決問題は、
修正動議が提出されたことで、
明日の
最終本会議では
賛成多数で、
予算案成立の見通しとなった。
ただ、
旧体制打破し
思い切った行財政改革を公約とした、
斉藤市長だったが、
この妥協案の”借り”が
今後の市政運営に重荷とならないか、
小生にとっては、
新たな注目点となった。
さて、
修正動議がどうあれ、
予算案には賛成できかねる案件が多く、
議会事務局に
”反対討論”を通告しており、
登壇させて頂くが、
前置きの中で、
「観光戦略室」委嘱委員や
「熱海振興公社」解体、
「梅園」の有料化などについて
質した個所が
中抜けになっていたので改めて掲載させて頂く。
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次に、
観光戦略室を設置し、
温泉をキーワードに
「熱海市観光基本計画」を策定致しましたが、
今のところ具体性に欠けるだけでなく、
遅々として進展を見せない
「観光振興策」ですが、
外部からの委嘱委員に
報酬と旅費等合わせて、
年間347万円以上が拠出されていますが、
「観光戦略室」を観光課に組み入れ、
委嘱委員制度を廃止し
“人件費のムダ”をカットできないかお尋ねいたします。
さて、
昭和53年3月31日に設立された
「財団法人熱海市振興公社」のあり方について質問いたします。
国際観光温泉文化都市として、
熱海市の近代化と積極的発展を図るため、
必要な調査研究を行い、
公共施設の効率的な維持、管理及び運営を行い、
もって住民福祉の増進に寄与することを目的として
設立された振興公社ですが、
事業内容は、
姫の沢公園、少年自然の家、
澤田政廣記念美術館、
市庁舎広場前管理の外、
駐車場の設置及び経営が主なもので、
平成18年度は、
一般会計と特別会計を合わせて
約6億9千2百万円の予算規模でしたが、
現在までの振興公社には、
民間企業のように、
観光振興を目的とした、
施設活用や時間外営業等、
創意工夫して利益を上げるという概念はありません。
ここにメスを入れずして、
何の行財政改革かという疑問を呈して質問いたしますが、
財団法人「熱海市振興公社」を解体して
現行の管理業務を民営化して
雇用促進を図れないか。
解体できないとすれば
その理由を簡潔に説明して下さい。
次に、
年間開催期間だけで
約63万人とも69万人ともカウントされる
「熱海梅園」であります。
しかし残念なことは、
ほとんどの来遊客は
観光バスや通過観梅客であり、
見るところの少ない
市内への回遊は望むべくもなく、
ただ、指をくわえるだけで
「観光資源」としての体を成していません。
今年は
橋等の整備に4千万円以上の予算と
年間維持費が投入されています。
韓国庭園の活用も含め、
「梅園」を有料化して
通年利用できないか。
出来ないとすればその理由を説明して下さい。