監査請求動議可決に見る「斉藤市長」への信頼度(1)

12月定例会は、
既報の通り、
20日に最終本会議を終え、
”温泉料金”の18%値上げや
補正など10件は原案可決したが、
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熱海市観光戦略会議市民委員の、
委員委嘱撤回に関する請願は
民主党市民クラブ所属4議員と
爽心会所属議員一名が反対し、
代表して、
民主党市民クラブの、
「山田治雄」議員が反対討論を行った。
抜粋すると、
この請願の趣旨は、
請願人が観光戦略会議市民委員を委嘱されたものを
熱海市が撤回したことの
”撤回”を求めると言うが、
受付日以降に追加提出された文書では、
(中略)請願人個人の問題を、
熱海市議会による、
監査を求めたいとの内容とも思えるので、
極めて不明確で
形式的にも甚だ問題である。
(中略)
本来、
請願人が委嘱撤回を求めようとするならば、
この事件が発生した直後から、
行政不服審査法に基づく、
審査請求や
行政訴訟法による、
撤回の無効確認の訴えを提起するべきものを
怠ってきた結果、
これらは、
期間経過等で既に訴訟等を起こすとことが
出来なくなっています。
自らの訴えの機会を失い、
更に自らこれらの手続きをすることが
重要だと認識されているとも思われず、
その為か、
地方自治法第242条1項の、
「住民監査請求」を自ら放置し、
このことを熱海市議会に
行わせようとのことは、
他に、
深い意図があるやに思えてなりません。
(中略)
私達民主党・市民クラブ議員団は、
今、
議会ルールを条例化した、
「議会基本条例」の提案を検討中であります。
この条例は、
議員としての責務を明らかにすると共に、
議会では議案に対し、
自由に討論したり、
首長らによる
逆質問権を与えると共に、
全議員に、
年1回以上議会の審議状況を伝える、
住民報告会など義務付けようとの内容であります、
以上述べてきましたように、
この請願は、
議会の公正性、公平性、
そして
その権能について、
多くの市民に疑問を与えかねないこととなり、
議会本来の任務完遂にも、
支障さえでることが
予想される等の危惧を拭えません。
という、
反対討論を力説したが適わず、
賛成多数で採択された。
その後、
田中秀宝議員から、
監査請求に関する動議が提出されたのである。
(つづく)

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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