熱海再生への壁

3連休の初日、
雨も上がり、
熱海市内各地域では、
秋の体育祭が行われ、
不景気感一掃を祈願する、
”湯前神社”の
宵宮際などが開催された。
ただ、
今朝の地元紙には、
昨日開かれた、
「行財政改革会議」での、
審議内容が掲載されていたが、
枝葉末節と思われるような、
継続事業の、
”小手先”の
コストカットによる、
”切り詰め策”だけで、
熱海市の
財政危機回避が図れるのか。との、
懸念材料が浮上しており、
連休明けの、
「9日」に予定されている、
熱海市議会、
3会派を対象にした、
「財政改革会議」プラン、
改定案に対する説明会だが、
内容に不満を持つ、
各会派議員からは、
市民サービスに、
支障のきたさないような、
活発な意見が期待されている。
さて、
今日で「今議会」で、
小生が反対した
議案の最終回とするために、
”マリンスパあたみ”の、
外観をデジカメに収めるため、
和田浜南町まで、
足を伸ばすと、
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熱海港船着場周辺には、
家族連れの
釣り客が楽しんでおり、
s-20071061.jpg
釣った小魚を、
公園を根城にする、
”野良猫”の餌にするなど、
長閑なムードが漂っていた。
s-20071062.jpg
・・・・・・・・・・・・・・
続いて、
議案第56号であります。
この議案は、
提案書の記載ミスや、
ネーミングライツの、
指定管理料への上乗せや、
入館者増加の計算方式に、
問題あり。など、
各委員から指摘され
「所管委員会」で、
賛成少数により否決されました。
しかしながら、
9月27日、
当局より議員各位へと
“議案”に対する説明会の
案内がございました。
ところが、
所管委員会委員長である「私」には、
指摘するまで
何の連絡もございませんでした。
後から記述された
「質疑内容」からも、
選考委員会の認識の甘さが随所に見られ、
中でも、
収支計画の支出が
公社の決算と比べ、
安すぎないかとの質問には、
逆にどうして公社がこれまで高かったか、
公社に聞いてみたい。と、あり、
一体、
誰が公社の理事長なのか。と、
無責任極まりない答弁に、
憤りさえ感ずるものでございます。
「マリンスパあたみ」の総工費は
s-20071063.jpg
総工費25億円で、
うちわけは、
「国庫補助金対象事業費20億円」、
「熱海市単独事業費5億円」で、
現在は“指定管理者制度”により、
振興公社に委託していますが、
平成18年度だけでも、
一般会計から支出された、
国への返済金と
赤字補填額、修繕費を見れば、
国に7,600万円、
赤字補填5,000万円、
修繕費 2,400万円にも上っています。
この施設の市債残高は、
約10億4千万円余りでございます。
今後も
市民が負担しなければならない
“借金返済”や、
民業圧迫、雇用促進、など等についても、
多くの議論が不可欠であります。
このような問題を抱える中での
「指定管理者選定」だけに、
庶民感覚からかけ離れている
「当局」の数字合せのために、
そうやすやすと、
赤字財産を”レンタル”させて良いはずもなく
例え、
来年4月から数ヶ月休業してでも、
拙速に“業務委託”することには
反対させていただきます。

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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