日中に横たわる、
歴史的な壁の象徴として、
マスコミを通じて、
インプットされてきた、
「南京虐殺記念館」だが、
残念ながら、
来月上旬まで
大規模な改修工事中ということで、
見学することは叶わなかった。
しかしながら、
こうして、
”親日派”とも言える団体を代表する方々や、
在留している日本の方々からは、
マスコミが取り上げるような、
”反日感情”は、
世代交代が急な
南京市民からは感じ取れず
むしろ、
積極的に交流を持ちたいとの、
情熱さえ感じ取れると、
説明していただいた。
しかしながら、
南京市は
人口”600万人”の大都市だが、
在留邦人の数は、
僅か300人強と、
中国国内の
他都市と比較して、
極端に少ないという。
ただ、
ご招待を受けた、
一旅行者が軽々には断言できないものの、
開発急な「南京市」と、
日本との直行便も開通したことで、
、
近い将来には、
邦人企業の進出も予測され、
民間外交を通じて、
もう一つの”日中”関係が
好転するのも
時間の問題だと、
現地に来て感じたのである。
また、
24日には、
「紅蘇国際文化交流中心」の、
劉さんと黄さんから、
「南京精菜館」にて、
昼食のご招待を受け、
そこで、
元桜美林大学教授で、
現中国古代文化研究家・摂影家であり、
作家の、
「山口真樹」さんをご紹介頂いた。
山口さんは今年、
世界文化社から、
「ビジュアル漢詩」を
河出書房新社より、
「史記入門」を上梓する予定である。
さらに、
「紅蘇国際文化交流中心」のバックアップで、
12月下旬より一週間、
「南京博物院」において、
山口さんがこれまで、
27年間にわたり、
中国の歴史と旅して撮りためた作品
写真展を開催する。
愛機は「ペンタックス」67。
展示される作品は
60から70点。
紅蘇国際文化交流中心の活動と、
「山口真樹」さんに関しては、
帰国後に更に詳しい
ご案内をさせて頂くことで、
「南京市」について
興味を示していただければ幸いである。