熱海市と、
友好都市関係を締結している、
中国「珠海市」から、
研修職員として
3ヶ月間、
熱海市の
文化交流課に籍を置き、
各課等で研修に取り組んできた、
「孫玉華」さんが、
明日帰国する。
9月議会前に、
議会運営委員会の席でだったか、
紹介された際、
小生、
私も”ソン”(村)ですと、
寒い笑いを取っていたが、
その後の交流は、
残念ながら持てずに終わってしまった。
しかしながら、
昨日、
帰国を前にして、
熱海市での
「研究レポート」をまとめた中から、
”普通の外国観光客として見た熱海”という、
項目の中から、
数日間に分けて、
そのレポートを抜粋してご紹介し、
一人の外国人研修生が見た、
観光地熱海が抱える、
問題点の指摘を参考にして、
今後、
熱海市が、
観光客掘り起こしに、
どう反映させていくのか、
先ずは、
その報告書を掲載したい。
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「熱海は四季折々の変化が美しく
良質な温泉、便利な交通、
四季を通して、
温暖な気候と豊富で美しい海の幸、
山の幸に恵まれた
山紫水明の温泉郷です。
海から見た熱海も綺麗な大都会、
観光リゾート地に見えました。
それがまちに入ってみると、
雰囲気が変わり、
大都会でもない、大都会でもない、
田舎でもない、
伝統な(ある)温泉郷としても、
なんとも言えない失望感を感じました。
熱海に研修している間、週末を利用して
県内の何箇所かをまわってっました。
それで、
驚くほど
”観光スポット”が似ていることに気づきました。
花火、温泉、観光バス、サンビーチ、ライトアップ、
親水公園、海水浴場、釣り場所、花のガーデン、漁港など等、
これはお互いのまねをしているのか、
それとも、
県内協力で同じ観光スポットを育てたのか、
私にはわかりませんが、
わかるのは、
こうなると、
観光スポットとしての特徴が
地味になります。
例えば、
熱海が一番初めに花火を打ち上げたとしても。
水中孔雀花火や堤頭燈花火、
音楽に合わせて打ち上げる町が、
次々と出てきます。
今はまだ、
国内観光客が多い割合を
しめている熱海ですから、
それだけ競争力のあるまちになってほしいです。
そうするには、
どんどんと観光客の目を引き寄せる、
何か新しいもの、
熱海でしか楽しめない、
食べられない、
見られないものが必要であると思います」
(つづく)